2015年4月24日金曜日

下北沢大興行「芸人のマネージャーによるマネジメントとのお話」

B&Bで行われた「芸人のマネージャーによるマネジメントのお話」に参加しました。
司会はラリー遠田さん。出演者は松竹芸能の西尾和彦さん、サンミュージックプロダクションの小林雄司さん、ASH&Dコーポレーションの大竹涼太さん。
小林さんはロンハー、大竹さんはゴッドタンに出演経験が多いため、マネージャーという裏方仕事でありながら、お茶の間知名度が高いのが特徴的です。

お笑い界の裏側大暴露!・・・のような展開では全くなく(笑)、穏やかに真面目に進んだトークショーでした。
質問に対し「事務所ごとに違うと思いますが~」と前置きが多く使われたことからもわかるように、同じ業界とはいっても事務所によって方針も体制もかなり異なる。
大竹さんが質問に答える時は、前所属である人力舎の例で答えている場面がほとんどでした。
多分ASH&Dは規模が小さいので、一般的なお笑い事務所の通例からはずれることが多く、比較参照にならないから避けたのかな?と思います。

・マネージャーになったきっかけ

面白かったのは大竹さんの
「父親の仕事の反動か、自分はサラリーマンになろうとずっと思っていました。
でもお笑いは好きで、お笑いに関わる仕事につきたかったので、父親に口をきいてもらって人力舎に100%コネ入社しました!
すみません!だから面接の時の苦労とかお話することができません!」

いや、コネで入っても実力さえあれば認められて頭角を現す、という好例じゃありませんか。
コネも実力のうちとはこういうことですよ。

・給料の話

どうしてもお金の話を聞きたいラリーさん。
同年代の一般的なサラリーマンよりは低いでしょう、とのこと。
浅井企画は給料がいいらしいという都市伝説がある(笑)
実際にいるから聞いてみましょうよ、と客席後方に声をかけると、そこには浅井企画の三野マネージャーが。
三「そんなことないよー 全然ないよー」

昇給についても、そもそも給与査定はどうやるのかという疑問が。
担当タレントが得た仕事の量に比例して昇給するのであれば、すでに売れているタレントについているマネージャーばかり得ということになってしまう。
担当している若手芸人がドーン!と売れたところで、一体どの仕事がきっかけて火がついたのかなんて、誰にもわからない。
だから、査定のルールを独自に作っている事務所もあるし、わかりやすく年次でしか上げないという事務所もある。
CM契約など大きな仕事を取ると、特別手当が出る事務所もあるそうで。
それはモチベーションが上がっていいですねえ!と羨ましそうな3人。

・お休みの話

昼も夜もなく働いているイメージのマネージャーだが、きちんと休みは取れるのか。
これも事務所でだいぶ違うけれど、共通しているのは、就職してから数年間はかなり厳しいよということ。
複数のマネージャーをまとめる統括マネージャーになればある程度自由がきくが、基本的には担当している芸人に仕事が入れば土日祝日は関係なく付き添い、後から振替で休みを取る…取れれば。実際にはなかなか…。
ただ、大きな事務所は労基法を守るために、きちんと休みを取るよう指導されることも。

・仕事の取捨選択の話

仕事のオファーを受けるかどうかは誰が決めるのか。
答え:マネージャーが取捨選択をする。芸人が決めるということはほぼ無い。
もちろん芸人に相談することはよくあるし、特に家族が絡む場合はきちんと聞きますと。

現段階でこの仕事を受けることが、その芸人にとってプラスになるのか損をするのか。
芸人・タレントは案外、自身の商品価値をきちんとわかっていなかったりする…と書くと悪い意味にとられてしまうかな。
うーん、「側にいるマネージャーの方が、商品である芸人の価値を冷静に査定して売るべき戦略を立てることができる」かな。
だからこそ責任は重大だと話していました。

 「わかりやすい例で言うと、ロンハーに出ることがプラスになる女性タレントと、マイナスになる女性タレントがいますよね?
そういう見極めはかなり難しいです。」
という小林さんの話に、客席から納得の声が。

 また、ダンディ坂野さんは自分の価値をしっかりわかっていて、決して下ネタの絡む仕事は受けないので、あれだけ多くのCM依頼があるのでしょうという話も出ました。
芸人のTV出演となるとヨゴレ、下ネタ関係があるけれど、もし子供番組やアニメに出ていて子供からの人気がある場合はどちらを取ればいいのか。
こちらを取って失敗ではなかったけれど、もう一方を取ればより成功したのかもしれない。
難しい選択だし、正解は誰にもわからない。

・ダブルブッキングの話

どのマネージャーも1度はやってしまうミスといえばダブルブッキング。
現場が被らないようにスケジュールを調整するのは難しくないけれど、うっかりやってしまうのはTV番組の裏かぶり。
同じ放送時間に、同時に2つ以上のTV番組に出てしまうこと。
発覚したらギリギリまでどうにか調整をして、それでも無理ならば誠意をもって謝るのが大事だし、TV局の方もわかって下さる方が大半。

・CMの話

絶対にミスしてはいけないのはCM関係。
ダブルブッキングなどのミスであれば、もちろん悪いことではあるけれど、ディレクターさんやプロデューサーさんに頭を下げればなんとかなるが、CMは対企業だから。
契約書も交わしているので、契約内容に違反をすると大変なことになる。
(企業は莫大なお金を払ってCMを打ち、芸人やタレントを起用するのだから、その商品価値を下げてしまう行為をしないのは当然です、という補足がきちんとありました)

 そこで必要になるのが現場マネージャーの存在。
例えば、アサヒビールのCMに出ているタレントが、番組で食レポをする際にキリンビールを飲んでしまうのはNGなわけです。
しかし、出演しているタレントは番組に集中しているし、そこまで気がまわらない。
ここで現場マネージャーがいれば気がついて
「すみません、CM契約があるのでビールの銘柄がちょっと…」
とストップをかけることができる。
CMの禁止事項はものすごく細かいものもあるそうで「えっ、そんなのも駄目なの?!」と驚くようなNG例がありました。

・単独ライブの話

CMとはまた別の意味で、絶対にミスができないのが単独ライブ。
TVに出るようになった芸人も、定期的に単独ライブを行うことにこだわる人が多い。
その単独ライブにかける想いは私たちが考えているよりずっと大きく、精神的な不安や負担も多いためライブ前の期間が一番ピリピリしている。
芸人本人がそれだけ神経を注いでいるのだから、舞台の内容以外の部分でスタッフやマネージャーがミスをすることは絶対にできない。
「単独ライブ自体は全然儲からない、むしろ大赤字ですよ!」…だそうです。
それでも芸人のアイデンティティというか、自分たちの出自は舞台だという自負があるのでしょうね、と話していました。

・マネージャーがTVに出る話

マネージャーがTVに出ることは損か得か。
小林さんも大竹さんも
「マネージャーの知名度が上がることで、担当している芸人に多少なりとも仕事が還元されるのであれば得だし、断るという道はない。ていうか、断れない。」
そうか~。自分が断ることで芸人の仕事が減ったら、何考えてんだ?!という話になりますもんね。
サンミュージックには、TVに出る機会があるマネージャーが多いそうです。

また、大竹さんはゴッドタンで有名になったことにより、普通のマネージャーであれば初めまして、と1から関係性を作らなければいけない仕事相手でも「番組見ていますよ!」と言われ、ポーンと飛び越えて一気に距離を縮めることができる。また、なかなか会えないような上の立場の方とも会いやすい。他の方に比べて随分楽をさせて頂いているし、申し訳なくもありがたいことです、と恐縮しながら感謝を述べていました。

・結局、就職先としてお笑い事務所のマネージャーはどうですか?

何度も繰り返された言葉がここでも。
「事務所によります!」(笑)
そもそも新卒採用が毎年必ずある会社は少ないとのこと。

 大竹さんの話で印象的だったのが
「私たちの仕事は『儲かる』と『面白い』の二択がある場合に、『面白い』の方を取ることができる。
それが許されるんです。
これが許される仕事は、なかなか無いと思います」

給料もあまり高くはないし、休みもとりづらい。
頑張って売り込んでいたコンビが解散してしまうのは切ない。
しかし、お笑いが好きであれば、そのお笑いの現場に一番近くにいて一緒に笑うことができる。
マネージャーは素敵な商売。

2015年4月16日木曜日

ワラインプロ10

出演者 勢登健雄(ツィンテル)、高佐一慈(ザ・ギース)、新妻悠太(トップリード)、北澤仁(ロビンソンズ)、マツモトクラブ、三福英敬(ザンゼンジ)、高野尚之(リンゴスター)

MC モクレン

企画物のライブに呼ばれる場合は、大抵少し前に集まり打合せをするのに、本当に何の指示もなく劇場入りで怖い。
槙尾さんの勧誘が怖い。
レギュラーメンバーのインプロ信奉による宗教感が怖い。
怖い物づくしで上手側に固まり、心の錠前にガッチリと鍵をかけている初参加3人(マツクラ、三福、高野)。
特にマツクラさんは、箱の隅で震える小動物のよう。
演技力の高さと即興の強さは全く別物ですしね。

最初は軽くインプロゲームを。
指をさされた人がお題に答える「カテゴリーダイ」の応用編が面白いですね。
「プロポーズの言葉」をできるだけ言いなさい、という出題ならば
「結婚しよう」
「俺のパンツを洗ってくれ」
「同じ名字にならないか」
「毎日味噌汁を作ってくれ」etc
日本語の表現は豊かだなあ!混乱したマツクラさんが
「ごっ、ご飯をいっぱい食べる・・・・」
と答えて、それはただの食いしん坊!自分のさじ加減!と突っ込まれていたのが愉快でした。

「存在していそうな架空のお笑いコンビの名前」のお題では、だいたい皆さん実際にいるコンビ名を一度思い浮かべ、そこからアレンジをしているのがわかる。
顔色よろしわろし→目の色金色銀色、とかね。
判定がなかなか難しく、パンコントマテと答えた高野さんが「いますよ!きっとパンコントマテで結成したんですよ」と説明してセーフ。
新妻さんの答えた妙な名前はDIE!となったのだけれど「“馬鹿よ貴方は”がいるでしょ~~!」とプンプン。
なるほど、“馬鹿よ貴方は”というコンビ名が有りなのだから、もう何だって有りのような気もする。

検問の設定を使用したゲームは初めて見ました。
運転席Aと助手席Bが会話をしていると、警察に呼びとめられてBが車外に出され「行き先、目的、トランクの積荷」について尋ねられる。AとBは打ち合わせをしてはいけないので、Bは車内にいるAのジェスチャーから推測して答える。

勢登A&高野Bペアは、勢登さんが事前に二人は親子でこれから受験に向かうという設定を決めたのに、それを知らない高野さんがカップルの設定(高野さんはいい女風)でスタートしてしまう。
このちぐはぐな会話を、コミカルな演技でなんとか繋いでいく勢登さんが抜群に面白かったです。

また、ゲーム展開とはあまり関係ないけれど、警官役の人と運転手役の人が細かい演技をしてくれて楽しい。
高佐警官と北澤運転手の演技が好きだったな。
演技が上手い人が多くキャスティングされているので、こういった枝葉に意外な楽しさがあるところもワラインプロの魅力の一つです。

「さ行禁止ルールゲーム」では、みんな「さ」を恐れてゆっくり怖々と話すのを見て
新妻さんがもっと思い切ってやらなきゃ駄目だよ!と実行 →即効でアウト(笑)
でも男らしいですよね。新妻さんは女らしくて男らしい。

 ラストは即興演技の途中で「フリーズ!」と叫んで動きを止め、止まった形から違うシチュエーションの演技につなげるゲーム。
さらにそこからロングコントへ。
ドラゴンポールみたいなバトル漫画だなあと眺めていたら、高佐さんがジョジョ立ちの末、とうとうDIO様になりました。無駄無駄無駄無駄ァ!

主役はマツクラさん。そっと気配を消して、目立たないようしているところを引っ張りだされる(笑)しかしさすが役者、一度役に入ると誰よりもどっしりと腹の据わった演技なのです。マツクラさんと高佐さんの必殺技対決ポーズで1週間は笑えました。

はぁ~ワラインプロで見るたびに勢登さんに惚れ惚れ。
とにかく明るい勢登さんは、どんな場面も喜劇にしてくれるムードメーカーなんですよね。
知らず知らずのうちに緊張が漂う舞台上に、カラリと明るい風を送ってくれるのはいつだって勢登さんなのだ。

今回は久しぶりにモクレンのお二人が参加してくれて、ゲームのテンポがとても良かった。
ストーリーが問題なく進んでいると、きっと他の演者さんは止めにくいのでしょうね。
観客がいつまで続くのかな?と心配になった頃に介入してくれる野村さんの存在が心強いし、安心して観ることができる。
勢登さんを歌わせた矢島さんのピアノも最高でした♪

2015年4月14日火曜日

『ごきぶり』のポーカー vol.2

出演者:MCラブレターズ溜口
うしろシティ金子 巨匠岡野 キングオブコメディ高橋 ハライチ岩井 R藤本

8種類の害虫カードを押し付け合い、相手の嘘を見抜きながら進めるカードゲーム「ごきぶりポーカー」。
手順でやることは簡単。相手を指名して手札からカード選び「このカードは○○」です、と宣言をする。
指名された相手はそれを嘘or本当で答える、もしくはカードを見て今度はそのカードを使って指名する側に回ります。

詳しいルールはR藤本さんもおすすめ、高円寺のゲームショップ「すごろくや」のページで確認をどうぞ
http://sgrk.blog53.fc2.com/blog-entry-534.html

このごきぶりポーカーを芸人さん達がプレイするのを客席で楽しむライブです。
主催は芸人狼でおなじみのスラッシュパイル。

今回のライブでは
・各自1枚害虫カードを押し付けられている状態からスタート
・同じカードが3枚溜まる、もしくは全種類コンプリートしてしまったら負け
・同じカード2枚集まりリーチになった人は、出す手札を観客だけに公開する
というルールになりました。
最後のゲームは時間がなかったので、害虫カード2枚持ちからスタート。

Vol.1はもう2年前なのですが、今回は初回よりぐっと見やすくなっていました。
なんといっても舞台の形がこのライブ向き!ステージに対し2方向に客席がある二面舞台です。
手札を出すプレイヤーが舞台の中央、オーケストラで例えると指揮者の位置・向きに立ち、指名された相手はその対面にいる。
すると両サイドに座っている観客から、横顔がちゃんと見えます。

また、客席に手札を公開するという特殊ルールの時に、MC溜口さんが見えやすいようにサイズを大きくしたカードを客席に向けて見せて回るのですが、この動作の時に対戦相手にカードを気付かれる心配がありません。
前回のOFFOFFシアターでは出演者は全員客席を向いていたので、これがちょっと危うかったんですよ。

それと、出演者がちゃんとしていた(笑)
前回は初めてMCを任された溜口さんがテンパっている上に毒舌キャラで頑張り、出演者は全員そんな溜口さんをイジりたくてしょうがない人たちだから、もうワチャワチャしっぱなしでしたからね~。
溜口さんのMCももう手慣れたものです(たまにゲーム展開に興奮しすぎて、やるべきことを忘れちゃうけれど)

今回のライブ。結果から書くと、3ゲーム全て高橋さんの負けでした。
いや~これは意外でしたね。嘘をつくのが下手というわけではなかったと思うけれど。やたらと作戦を読まれてしまった。
3ゲーム目の「あと2種類集まるとコンプリート。しかも他のカードもリーチだらけ」という瀕死状態の得点ボードを見て、ゲームに詳しいR藤本さんが「こんなのほとんどお目にかかれないぞ」と叫んだくらい。
ここぞという時の運がないのかな・・・。

そんな高橋さんを翻弄したのは金子さん。
最初の数ターンを観察すると
「わかった!これは嘘をつくゲームだけれど、意外とみんな嘘はつけないんだ。この世の中と同じだ」
と哲学的な台詞を吐く。
その台詞通り攻め方もかなりシンプルで、裏を読みすぎてしまった高橋さんが自滅をすること数回。
高「なんて素直な子なんだ。なんで、そんなに表ばかりなの!」
あと、考えていることを全部口で言っちゃう。
高「口に出して計算するタイプ?“隣から1かりてきて~”って」

ゲームライブでお見かけするのははじめてましての岩井さん。
片手をクルクルッと廻してカードの宣言をするのがお茶目ですね。
相手のカードに関する推理を長々としゃべり、結果的に勝負はしないで「(カードを)見ます!」と叫び次の人に順番をまわす=まわし芸みたいなものを確立し始める。
偉いもんでこれを何回か続けていると、見ます!宣言だけで客席から拍手が沸くようになる。

そして、ブラフをかけて相手をだますことがいかにも得意そうなギャンブラー岡野さん。
ゲームの定石を理解するのも早いし、実際かなり強かったですね。
リーチがかかって危ない場面が何度となくあっても、そういう場面で相手が仕掛けてくる攻撃をきちんと読む。実際よく当たる。
彼はあのニヤニヤ顔で「わたくし正直者です。嘘などついておりません」と言いながら、いけしゃあしゃあと先輩を騙す姿がリアルねずみ男だもの。
巨匠の知名度が上がれば、笑うせぇるすまんやナニワ金融道実写化のキャスティング担当者が、彼を放っておかないでしょうに!

最後にべジータでやってきたR藤本さん。
ユーモアチャンネルでは、自作のオリジナルゲームを披露するくらいのゲーム好き。
ボードゲーム・カードゲームマニアとしては、ゲームに参加したくてたまらないのに、
べジータのキャラがあるからツンとすましていなければならない。
ごきぶりポーカーは相手を指名するので、経験者はどうしても避けられがちになり、
藤本さんにはなかなか指名が入らない。
俯いたまま座っている姿が、公園でお友達の輪に入れない男の子のようでなんだか可愛い。

巧い人が一人いると、ボードの枚数から手札を予測する方法や、順番をあえてまわすことで他の人を追い詰める方法など、色々なパターンを見せてくれるので観客も勉強になります。
逆に定石がわかっているだけに、あまり深く考えず型破りな攻撃をしてくるプレイヤーに慌てることもあり。
何を狙ったかさっぱりわからないカードが出た時、べジータ様から「貴様!いま誰に何をしようとした?!」という名言が出ましたよ。

観客も一緒に考えるので、終盤は少々脳がしびれたけれど面白かった。
第3弾があれば是非また観に行きたいです。
他のゲームライブでもいいですね。
アンケートにはとりあえず「キャットチョコレート」と書いてみたけれどどうだろう?

2015年4月13日月曜日

ワラインプロ9


3月に行われたワラインプロ9。
出演者は関町知弘(ライス)、北澤仁(ロビンソンズ)、高佐一慈(ザ・ギース)、溜口佑太朗(ラブレターズ)、槙尾ユウスケ(かもめんたる)、森田哲矢(さらば青春の光)。
ライス関町さんが初登場です。

よしもとの芸人さんはライブの企画コーナーで即興ゲームをやる機会が多いので、ワラインプロならではのルール(自分だけが目立たない、ウケを取ることを重視しないなど)を理解すると、とても優秀なインプロプレイヤーになるのではないかと思っています。
関町さんも最初は戸惑っていたものの、すぐに溶け込んでいました。

私はルールをすぐに忘れてしまうのですが、スリーシングスゲームの「なんでもいいから3つ言う。間違ってもかまわない」は毎回新鮮に驚きます。
隣の人について何か言うというお題の時に、森田さんが必死の形相で隣の北澤さんを見ながら「北澤!ロビンソンズ!北澤!」と叫んだ時に、みんな崩れそうに笑っていました。
本人いわく「バイク川崎バイク方式ですわ」。

久しぶりにみたのは演技をしながら相手の間を読み、気付かれないように帽子を取り合う「ハットゲーム」。
最初の北澤vs森田対戦がまるで居合の達人同士のような緊張感で、見ていてドキドキしました。釣り堀の設定で

「仕事は何をしているんですか」→「んー、仕事はしてないよ」

というやりとりが抜群に面白かった。
初挑戦のライス関町さんが、相手に金縛りでもかけていない限り絶対に避けられてしまうゆっくりとした動きで帽子を取ろうとして、あっさりとはねのけられる。
なぜ見えていないと思ったのか!と騒然とする会場。

最後に長いストーリーを作る「スーパーシーン」。
今回はどのストーリーも1場面がとても短かった。今までの半分くらいじゃないかな?
溜口Dのジャンプ漫画のような格闘もの。北澤Dのヒーロー物「練馬レンジャー」。関町Dの学園ラブコメディ。選ばれたのは関町Dのインプロです。

物語がディレクターの思惑通りに行かないのもこのゲームの醍醐味で、今回は溜口君と付き合っているはずだった保険の新妻先生(もちろん女性)が、実は高佐校長と結婚をするという衝撃の展開に、袖で待機していた関町Dが目をまんまるにして驚いていましたよ。
関町さんかわいいなあ。ベイマックスに似ているし。

今回はモクレンが単独ライブと被ったため、進行役は槇尾さん。
さすがに野村さんのようにサクサクとはいかず、自分がたまに挑戦して失敗するボードゲーム会のインスト(説明)を思い出してうわ~となる。
家で練習しても本番でテンパるんだよね・・。
終了条件を伝えないとゲームがどう終わるかわからないよーとか、自分の手番でできることをはっきり説明しないとプレイヤーも観客も混乱するよーとか。
言葉で人に説明をするのは本当に難しい。

よしもとでもインプロのライブが始まったので、いつか交流をしてみたいと槙尾さんが言っていました。
インプロには2つの系譜があり、ワラインプロとよしもとのインプロライブは別とのこと。気になったので少し調べてみました。
大きく分けるとキース・ジョンストンとヴァイオラ・スポーリンの2人が提唱したスタイルがあり、ワラインプロはキース・ジョンストンスタイル。
一方、ヴァイオラ・スポーリンの息子ポール・シルズが仲間と作ったのがセカンドシティという即興劇団。
このセカンドシティのノウハウを使うよしもとの即興コントライブは、タイトルも「セカンドシティジャパン」です。

槙尾さんはサンミュージックの事務所でも、若手とインプロライブを始めるそうです。
今はまだインプロをお笑いに使うこと自体が珍しいけれど、だんだんこの輪が広がり、近い将来はたくさんのインプロお笑いライブから好きなものを選んで観に行くという状況になるかもしれませんね。

2015年4月8日水曜日

2015年2月のお笑い

< 2/3 沈黙>

「このメンバーで大喜利をひたすらやるライブだったらしい。
あと、印度クジャクらしい」という曖昧な知識のまま
見に行っているライブですが、
年齢層の高さにすごく馴染むし、大喜利も面白く
皆さん仲が良いなぁ~とほのぼのします。
毎月仕事帰りにフラリと寄りたいライブですね。


<2/14 高佐バレンタイン>

みんなゲームを頑張ったけれど、R藤本さん贔屓のマドンナが
チョコを大盤振る舞いするので、点差がものすごいことに(笑)
高佐さんの郷ひろみゲリラライブゲーム(スコットランドヤード風)で
大盛り上がり。ルール説明をする高佐さん、バッキバキ。
バレンタインということで私は溢れる相席への気持ちを込めた
チョコレートをA先生宛に用意して、渡すチャンスは無いだろうと
受付に預けたのですが。
後ほどスタッフの方から「他の方宛のチョコも、プレゼントタイムに
高佐さんへお渡しください」とのアナウンスが。
ば、馬鹿な・・・!


<2/18 ライスドキャスト>

ライスのネタもとても面白かったし、ブロードキャストが風藤松原のような
柔らかいツッコミを試しているのも興味深かった。
ゲストがトップリード。
21:30からという大人の時間にトップリードはとても合う。
ストーカーのコントでした。
神保町花月の夜枠はいいライブが多かったので、なくなるのが残念だなー。

<2/23 ペイジワン>

ゲストがじゅんいちダビッドソン、TAIGA、バイク川崎バイク、ブルーリバー。
そう、ペイジワンのレギュラーシークレットゲストJDがR-1チャンピオン
となったお祝の回なのである。
主催の藤井さんも客席全体もお祝する気満々なのに、そして
お祝いとして企画コーナーをJD特集にしたのに、御本人は次の仕事が入ってしまい参加できず。
代わりに前日夜にいきなりブッキングされたTAIGAさんが横で眺めていました(笑)

JD「でも、仕事終わってからサイゼリアの食事会には行きます」
藤「イタリアンと言え!・・今日はお祝いでちゃんと居酒屋予約してあるから」

ホッコリするわー。
飛び出しの前にピンネタプロデュースコーナーにお久しぶりのアメリカキャラで
乱入したJD。「R-1で優勝するためのコツ BEST3」を教えてくれたよ。
なんて太っ腹なチャンピオンなんだ

J「第3位・・ウケる!」
藤「なるほど、ウケずに優勝した奴は見たことないぜ!」

J「第2位・・票を集める!」
藤「確かに一番票を集めた奴が優勝しているぜ!」

J「第1位・・出る!」
藤「当たり前だが出なければ優勝はできない!」


<2/25 トーキングナイター ~太田プロ野球部~>

当初はベイスターズvsカープの予定が、リーダーのダーリンハニー吉川さん
(ベイスターズファン)が欠席となったため、新宿カウボーイ石沢さん率いる
ジャイアンツvsカープになりました。
ゲストがカープ芸人のギース尾関さん。

野球のことをまるで知らないけれど、面白い芸人さん達が好きなことに
ついて熱く語るのだから楽しいに違いないと踏んで飛び込んだライブ。
勘が当たってよかったー。
前のめりになるのではなく、ビール片手にゆったり眺めるのが
楽しかったです。
どちらかというと客席の方が特殊な状況で、推し球団のユニフォームを
着た野球マニアの皆様がガンガンお酒を飲み、ガンガン舞台上の
芸人に話しかける!客席全員参加コーナーもある。ひょえ~~。

古賀シュウさんの野球モノマネ連作がみんなに好評でお金になりそう!と声をかけられると
「そう?来月の月笑でやった方がいい?」
「いや、もっと大きい所狙いましょうよ!」
と言われていたのが面白かったですね(笑)

エピソード対決では、カープの前回優勝は91年、
カルピスウォーターが発売された年だと尾関さんが豆知識を披露。
そんなに前なのー?カルピスウォーターなんて俺が子供の頃には
もう飲んでたぞ!と皆がキャッキャと騒ぎ始めると、ヤマザキモータースさんが
「俺がデビューする1年前だ」

皆でヤマザキさんの芸歴に思いを馳せましたとさ。


<2/28 ウルトラC「after vol.100」>

ウルトラC100回記念興業を振り返るライブ。
本公演(?)に行っていないのでついていけないかもしれないと
思ったけれど、そんな心配は不要でした。
おお、これがツイッターに流れてきた豚汁かあ。
ケチコチの曲にのせて流れたエンドロールに、当日の熱を感じてジーンとしたり。

本当は当日出て欲しかったけれど、予定が入ってしまい叶わなかった
ゲストとしてラブレターズ&阿佐ヶ谷姉妹が登場。
ラブレターズはウルトラCゲスト回数1位なのだそうですよ。
きっかけはウルトラCメンバーであるシンボルタワー。
阿佐ヶ谷姉妹も初回はウルトラCに出たい!とシンボルタワーに
お願いをして呼んでもらった。
宮澤プロデューサーが「ゲスト10回で寿司、20回で旅行にご招待」と
太っ腹な宣言をしていたので、今後はどうなるかな?