2011年10月24日月曜日

花組芝居「聖ひばり御殿」

うわあ、想像通り「南北オペラ」の悲劇再び。
舞台で歌えるくらい上手い人が多いわけじゃないのに
歌いまくるのは何故なんだ。

歌詞がストーリーに関係しているのに、その歌詞が聞き取れない!
いや、昔に比べて皆さんだいぶ歌唱力は上がっているけれど。
歌詞を聞き取るのに集中しなきゃならないからグッタリ疲れちゃたよ・・・。

観終わって振り返ってみても「下手でも役者が歌うことによって
生まれる素敵なサムシング」は私には伝わらなかったです。

さらに、狙っている客層が謎。
劇中で使われている美空ひばり&周辺の昭和芸能界話が
きっちりわかるのは50代以上じゃないかな?

せっかく若い人向けにグッと安いチケットを設定したのに、
劇団の魅力が伝わらないのはもったいない!
そして美空ひばりネタがわかるであろうお年を召したお客さんは
音の大きさ、騒がしさ(あと、多分歌の下手さ…)に眉をひそめて
帰っちゃってました。。。

もちろん私は劇団のファンなので、好きな役者さん達が出てきて
歌えば何であれ嬉しいけれど。けれど。ううむ。

ジャックの拳を見て谷山君が本当はハンサムなことを思い出したり。
八代さんの歌にキャッキャしたり。
桂さんの輝きっぷり半端ない!と心躍ったり。

楽しい場面も多かったんだけれどねー。うーん。