2019年2月19日火曜日

秋が終われば私もいない。冬には忘れていてほしい

短い時間でぎゅぎゅっと新ネタを披露してくれるラブレターズのお得なライブ。
何分でライブを収めるかをお客さんに抽選箱から引いてもらう
方式になり、今回は一番短い60分~61分に決まる。
コントとコントの間は、先日大阪に行った時のちょっとした
ほのぼの映像。

・拝啓、が〜まるちょば様
が~まるちょば(塚本)からケッチが脱退するニュースを
聞きつけたNYタイムスの記者(溜口)が突撃取材を試みる。
二人一緒に話を聞きたいのに、なぜか一人ずつしか
出てこない。

・私はお花屋さん
不思議な能力を持つ花屋(溜口)に、弟子志願の男(塚本)が会いに来る。
果たして彼の目的とは?

・この声が届きますように
オレオレ詐欺を企てる男(溜口)がある母親(塚本)に目をつけて
電話をかける。
今回も楽勝かと思われたが、どうやらこの家の息子は世間一般の
「オレ」とはかなり違うらしい

・VOMOS NIPPON
サッカー日本代表の試合中。
監督(塚本)は選手交代の合図を出す。
ベンチから飛び出してきた選手は、なぜか革ジャンを羽織っていた。

・Real Love
遊園地でデートのために待ち合わせをするカップル。
結婚式を2週間後に控えた彼女(塚本)が突然坊主にしてきた
ことに、彼氏(溜口)は動揺する。

・俺たちの歌
初めての武道館公演が実現したバンドと、駆け出しの頃から
追いかけてきたファンの交流。

Real Loveはすでにコントメンで見ていて大好きなコントだし、
サッカーの会話でグイグイと進むパワー系コントも堪らない。
展開で魅せる「この声が届きますように」も、演技派
ラブレターズの真骨頂だ。

「俺たちの歌」のアーティストとファンの間だけでわかるいつものノリが、
周りから見るとちょっと間抜けなのだけれど会場ではステージと客席を
繋ぐ確かな絆で、その温かさがいいなと思う。
思いやりや愛情を含むコントが多めに感じた。

多彩なネタを披露してくれて、客席の私達はそれをひたすら楽しむ充実の1時間。
こんなにコスパの良い新ネタライブはなかなか無いのでは。
60分きっかりで終わらなかったお詫びとして、2人が全員を出口で謝りながら
お見送りしてくれるという謎のおまけもついていた(笑)
会場後方にカメラが数台設置されていたので、何か期待できるかな?