2013年10月29日火曜日

ワタリウム美術館「寺山修司展 ノック」

展示期間がそろそろ終了するので2度目の寺山修司展に行ってきました。
一度チケットを購入すると期間中何度でも入館できるのは嬉しいです。
初回は彼の年表や作品に圧倒されて、意味無く落ち込んでしまったので。
天才の早熟・貪欲・情熱の波に溺れそうになる。
2度目の鑑賞は、自己批判?何それ美味しいの?となるべく頭が
からっぽな状態でただただ彼の生み出した言葉を味わう。
 
二十歳前後の寺山修司と山田太一の往復書簡がいい。
寺山が長期入院している間、ほぼ毎日葉書を送っていた山田。
2人の文面が若くて瑞々しくて、そしてちょっぴり気取っている。
後の大人物だけれど、若い文学青年が背伸びをして書いていたのだと
思うとなんだか愛らしく思える。
 
毎日送っていたのだから、今のメールのような感覚だったのでしょう。
でも今の二十歳は、こんな素敵なメールを男友達に送らないだろうなあ。
 
<1956/6/8 山の風景が描かれた葉書>
中学の頃、この大観山のあたりで濃い霧が流れはじめて、
友人と二人で泣きそうになって、湯河原まで歩いたことがあった。
よかれ悪しかれ、僕はこういった風土に影響されて少年期をすごした。
 
俗悪な商魂が行きわたった病みかかりのこんな風景も、僕には反揆と共に
愛着を抱かせる。旅行したいなあ。
昨夜は結局、新宿へは出なかった。部屋で、じっとしていたよ。
寒気がして、熱がある。
この葉書は床へ入って書いた。
 
山田太一
 
先週末で終わるはずだった寺山修司展は、好評につき11/24まで延長に
なったそうです。毎週土日には寺山作品のリーディングもあり。
「さらば映画よ」のリーディングは、吹き抜けのフロアに役者さんの声が
響き渡り迫力がありました。
もう一度くらい行こうかな。
 

2013年10月23日水曜日

行列の先頭

★ドドん
苦行をして1つ上の存在になりたい。
安田さんの台詞がやけにグルグルしているな、と思っていたら
石田「おやおや、どうやらネタを飛ばしたな?」
冷静におちゃめに本筋に戻した石田さんに拍手。
宗教がらみということでNHKのオンバトに出られないらしい。
仏教も駄目だとは思わなかった。
 
★ラブレターズ
キラキラネームのネタ。
単独ライブを思い出すような溜口さんの喉の飛びっぷり・・・と一瞬ヒヤリと
したのだけれど、もしかして大きな会場で声を張り上げると常にああいう風に
なってしまうのかな?せっかくの台詞があまり届かなくてもったいない。
兄弟の描写が毎回少しづつ変わっていますね。
ラストはまだちょっと違和感があるかも。
 
★囲碁将棋
やってみろよ!は本当に使っているんだ。
私は野球が詳しくないので知っている人ほど笑えなかったけれど、綺麗な
流れの漫才。
 
★鬼ヶ島
何これ怖いー
饅頭食べちゃう大河原先生、透明人間大河原先生。
ホラーなんだかパニックなんだか。そこにさらに詩の朗読などという文学的な
部分を入れてきて。いや、これまた狂っていたけれど。
 
★コマンダンテ
大阪からのゲスト。
漫才の常套手段「俺○○がやりたいから練習させて」でまさかの痴漢願望。
関係性がだんだんひっくり返り、ラストに向けてテンポがあがっていく
とても気持ちの良い美しい形の漫才。
 
★ビーフケーキ
部屋でニコ生配信(しかもインド舞踊?ヨガ?)してたらおかんが
入ってきて大ピンチ!
お母さんのキャラクターと、言葉をしつこく引っ張る感覚が大阪っぽいな~と。
この二組はいかにも関西らしさを感じたのだけれど、次のトークコーナーで
ラブレ溜口さんが二組ともどこか東京っぽさを感じると言っていて???となる。
演者から観るとまた別の「東京らしさ、関西らしさ」があるのかしら?
 
★三四郎
誰が言ったか知らないけどハゲは愚直に漫才なんだよ!
何度聞いても面白いフレーズだなあ。
あと、ハゲはシティ派コントやっちゃいけない。
 
★ジグザグジギー
ジャムトーストだー。JT1でーす。
このコントは途中から池田さんがほぼ舞台で一人になってしまうのに、
コントの世界感(?)が全く小さく感じないのが不思議。
あんなに広い会場なのに。池田さんは華があるしね。
 
★アームストロング
バラバラなライブやイベントで彼らのコントを4,5回見ているはず
なのだけれど、ネタが全部これなのが残念・・・。
 
★スパローズ
単独のオープニングで衝撃の走ったクズコント再び。
園児と賭け事は混ぜたら危険!そして中野の空に舞う野口たち。
森田さん、動物エプロン似合うのにね。
大和先生も園児のお母さん達に人気出そうな風貌ですよ。
 
★エルシャラカーニ
えーーっと、旅行ネタだっけ?超能力ネタだって?
最近混乱しがちです。でもどれも面白い。
 
★ラバーガール
1000円でお誕生日のプレゼント交換。
歌でも唄おうかと提案するも
♪ハッピバースデートゥーユ~(普通の)
♪ハァァッピィ バースデ~ (TVでよくかかるやつ)
で割れるのが面白かった。千円のお醤油わたしは嬉しいよ。
最後ズコーだって。かわいい。ずこーーーー。
 
★エレキコミック
自分の意見を持つな。人につけ。
AとBの意見が対立した場合に、常に有利などちらかにつくCであれ!
“積極的に主体性がない人間”というダメな存在なのに、やついさんの説明に
かかるとものすごく有能な人物に思えてくる不思議。
何でも人の意見に合わせる会話例は、落語のたいこ持ちのマクラにも出てきますよ。
 
★しずる
友達が呼ぶので遊びに行ったら、友達はマンガばかり読んでいて
自分を放ったらかし。WHY?
その理由を丁寧に紐解いていくコント。とりたててドラマチックなことは
起こらないのに面白い。
“日常のミステリー”系の推理小説を読んだような気分です。
 
★磁石
たしか運命の出会いで結婚したい、という漫才だったような。
切れる永沢さんを観察して苦笑し続ける佐々木さん。
佐々木さんかっこいいなー。大きな会場でも男前オーラが後ろまで届く。
 
★オジンオズボーズ
高松さんが篠宮さんのボケ封じを始めるターンの興奮たるや。
なんて気持ちいい瞬間なんだろう。思わずガッツポーズしたくなる。
「・・・人?」という顔で首をひねる篠宮さんが最高にキュート。
 
★キングオブコメディ
しずるに続いてお友達が遊びにやってきた設定。
見た目はおじさん中身は小学生という逆コナンなキンコメ2人が
ゲームとおならでわちゃわちゃしてるのを愛でるコント。
 
★バイきんぐ
コンビニでありえない万引きを笑うネタだと思いきや後半が
予想しない方向へ。
バイきんぐのコントは、強面の小峠さんが楽しそうに自ら巻き込まれて
いく(さあ、俺を巻き込んでくれよ!という感じで)展開がとてもいいなあ。
 
★かもめんたる
KOC2013チャンピオンが大トリ。
単独ライブ「メマトイとユスリカ」に出てきた犬のラッシュの話。
ピクピク動く心臓を想像すると気持ち悪いのだけれど
知能を持ったラッシュと主人の関係がどことなく悲しくて切ない。
 
かもめんたるのコントを見た後は胸にどろりとした何かが残る。
本音と建前のギャップ。人に知られたくない自意識。聞きたくなかった他己評価。
笑いというオブラートに包まれたコントの中から、目を背けたい現実が
チラチラと顔を出す。
 
「メマトイとユスリカ」を観て、確かに面白かったのだけれど
twitterやネットの絶賛ぶりには正直戸惑った。
笑いをまとって人間の本質を描く作品が観たいならば、NYLON100℃や
松尾スズキの演劇もある。
なぜあえてお笑いというジャンルで作ろうとするのだろう。
 
そして、笑いに来ている観客に向けて随分と皮肉めいたものを見せる。
ところどころ観ていて心が痛むような、イライラと焦るような気持ちになるのは
私だけなのだろうか。
 
皮肉=アイロニー(irony)を辞書でひくとこんな意味もある。
 
◆アイロニー(irony)・・・ソクラテスの問答法
無知を装いながら、知者を自認する相手と問答を重ね、かえって相手が無知であることを
あらわにし、その知識が見せかけのものでしかなかったことを悟らせる。
 
 
「一体何を知っているというんだ?
お前は所詮、知者に見せかけた無知な人間じゃないか」
 
もしかして私はソクラテスの問答法の使い手である彼らに、コントを通じてこう言われて
いるような気がして、無性に心をかき乱されるのかもしれない。
そしてそれは結局、自分という人間の自信の無さに繋がるのかもしれない。
一筋縄じゃいかないなあ、かもめんたる。
 
「さようなら、俺のサーカス」
 
メマトイとユスリカで一番好きだったフレーズ。
こんなフレーズに会いたくて、きっとまた単独ライブに行ってしまうだろう。
 
改めて、キングオブコント2013優勝おめでとうございます。

阿佐ヶ谷姉妹ディナーショー

阿佐ヶ谷姉妹の初単独ライブはディナーショー!
と言ってもお高いものではなく、1ドリンク1フード付き3,500円。
素敵な師走の幕開けになりそう。今から楽しみです。
 
阿佐ヶ谷姉妹ディナーショー2013(仮)
 
    18:00開場 19:30開演
会場:東京・新宿ミノトール2
料金:3500円(1ドリンク、1フード付)
チケット:11月1日(金)よりASH&Dコーポレーションにてメール、電話予約受付。
メールアドレス:ash-d@aioros.ocn.ne.jp
電話番号:03-5456-813012:00 ~ 18:00

2013年10月22日火曜日

高佐レジャーランド

“ Mr.Tと名乗る謎の人物からの招待状を受け取り、深夜に集う芸人たち。
策略によりロフトプラスワンに監禁された彼らが脱出するためには、Mr.Tにゲームで
勝利し100TP(T-point)を貯めねばならない ”
 
バッファロー吾郎Aさん、せきしろさん達が中心メンバーの「ユーモア軍団」。
様々な活動の中で、独自に開発したゲームをプレゼンし、芸人達で実際に
プレイしてみるユーモア系イベントと呼ばれるライブがある。
今回はユーモア軍団の一員であるTHE GEESE高佐さ・・・おっと、Mr.Tと名乗る
謎の人物によるオールナイトイベントです。
参加者はバッファロー吾郎A、せきしろ、ピース又吉、しずる村上、R藤本、ジューシーズ松橋、
キングオブコメディ高橋、鬼ヶ島野田
 
さて、感想を書こうと試みるものの、どう文章にすればいいのか迷ってしまう。
なにしろ文章や口頭で説明したところで、このイベントで体験したゲームの面白さの
100分の1も伝えられないのだから。例えばこんなの。
 
ゲーム名:本田医師ゲーム
種類:対戦型カードゲーム
概要: 王貞治監督の二女:理恵さんが、医師である本田昌毅氏との婚約延期の
理由に「音をたてて蕎麦を食べることが気になった」をあげたことから着想されたカードゲーム。
ノイズカード、ミュートカード、リラックスカードを使用して戦い、相手の理恵を怒らせた方が
勝者となる。
 
・・・うん、わけがわからないよね。私も自分で書いていて首をひねった。
でもこれが実際に見ると深夜のテンションも手伝ってゲラゲラ笑っちゃうんだよなあ。
 
恐らくこの本田医師ゲームが、この日にプレイされた中で一番戦略性のゲーム。
他は用意されたカードの山の中から1枚引き、引いたカードを提示してそのインパクトを
競うという、いわゆる運ゲーなのだ。
ただ選んだカードを見せるだけのゲームを一晩中やるの?そんなの楽しい?
楽しいんだなーこれが。
 
製作者せきしろさんの卓越したワードセンスが光るゲーム。
ゲーム展開を面白くする芸人の腕前。
馬鹿馬鹿しいゲームの数々を心から楽しめるユーモアを解する心を持つお客さん。
これらが三位一体となりロフトプラスワンが笑いの狂乱の館と化す!
 
 
★カードの引きが良かったで賞
 
上述の通り、カードの引きが勝敗を分けるユーモアゲーム。
今回カードの女神はピース又吉さんの腕に宿ったらしく、特にタレント名と番組名を
組み合わせてインパクトを競う「紅白裏番組ゲーム」がすごかった。
又吉さんが<村上春樹>を引き当てる奇跡!思わず会場もどよめく。
ちなみに出来上がった番組は<村上春樹の大相撲全取り組み解説>
 
「“まるで~~のような”という比喩をたくさん使って解説するんでしょうね」
 
ほぼ勝利の決め手となった<せきしろびんびん物語>。
最後には<スピルバーグ>を出し、あの巨匠がTV番組を手がけるとは・・・と
みんなが興奮する中、完成した番組が<スピルバーグどうでしょう>
 
「サイコロ振ってぶつぶつ呟きながら世界、いや宇宙まで行くんでしょうね」
「たぶん過去にも行くんじゃないかな」
 
 
★華麗なるMr.T
 
ゲームのコンセプトを聞いて、まあ素敵!Mr.Tはメルカトル鮎ばりのマントに
シルクハットで現れてくれないかしら?と妄想していたら本当にその姿で
驚いちゃったよ。
マスクまでつけていたので名探偵コナンか金田一少年の犯人みたいだったけれど。
マスクを取ると耳をつけてたぬきに変身。たぬきカワイイよたぬき。
 
そんなMr.Tは支配人なのでほぼ出ずっぱりで全てのゲームに参加。
しかしゲームに参加すると、あまりの楽しさに進行役を忘れてしまう傾向があるので
次回は助手か手下を一人つけるといいんじゃないかと。
 
あっ、高佐ピクルスもとても美味しかったです!
 
 
★逆大喜利?写真を見ないで一言
 
写真で一言大喜利の逆バージョン。
なんとなく大喜利の回答にありそうだな~という文章を先に書いて、後から
出るお題の写真に一番近かった人が勝ち。
ノーヒントで回答を書くので、これもかなり運に左右されます。
ポイントをかせいでいたのがジューシーズ松橋さん。
動物ネタ、集団ネタが来ると予想してピンポイントで書く人が多い中、
幅広く対応できそうな上手い回答を作っていたのが又吉さんでした。
 
 
★みんな大好き!森進一ゲーム
 
Mr.T「次のゲームは・・・森進一ゲームだ!!」
会場「うおぉ~~~~!!!!」
 
ポカーンとする一部のお客さんとピース又吉さん。
 
村上「いいんです!知らなくても恥ずかしいことじゃありませんから(笑)」
 
おさむちゃんゲーム・変なおじさんゲーム等の基礎となる、みんな大好き「森進一ゲーム」。
森進一の中毒性は異常。
 
ゲーム名:森進一ゲーム
種類:穴埋め型人物当てカードゲーム
概要:3ヶ所の定位置に、カードの山から引いた挨拶カード、人物名カード、文末カードを
配置して森進一らしさを競う。
森進一本人、森進一の関係者、森進一の可能性がある人物、無関係の4パターンに分け
合計得点の最も高かった者が勝者となる。
 
あらためて文字にするとなんて狂ったゲームなんだ・・・。
 
<こんばんは> 森 <進一> <です> を目指してカードを引くがなかなか揃わない。
 
<はじめまして> 森 <ガール> <のオールナイトニッポン!> (無関係)
 
<暑中お見舞い申し上げます> 森 <進一> <と2階席の方盛り上がってますか?>
(森進一の関係者)
 
わけがわからない。でもカードを引くたびに会場のボルテージが上がりまくる。
「近い近い!」 「まだわからないぞ!進一行けるかもしれない!頑張れ!」
なぞの声援が舞台上で入り乱れる。A先生の応援が特に熱い。
森進一のコンサート会場だって、こんなに森進一に対して盛り上がらないのではなかろうか。
行ったことないけれど。
 
おさむちゃんゲームでは一発で「おさむちゃんです!」カードを引き当てた鬼ヶ島 野田さんに
まるでKOC優勝のような歓声と拍手が贈られた。
そして変なおじさんゲームは、出来上がった人物がことごとく怖いおじさんになってしまい
まぁ変なおじさんは怖いおじさんだよね、という認識を再確認する。
 
他にも数々のゲームが展開され、囚われの芸人たちが奮闘するもなかなか100TPに
届かず。このままでは一生この館から脱出は叶わないのか・・・。
諦めかけた瞬間、Mr.Tから解放が告げられる
 
「始発が動きだしましたので」
 
“一夜明けて地上に出ると空は色づき、新宿の街はいつもどおりの顔をしている。
私達が体験した幸せな笑いの狂乱は夢だったのではなかろうか?
笑って笑って後には何も残らない

理想の喜劇を観たのではないだろうか?”

 

バカ爆走とロシモンの裏

<バカ爆走>
 
人力舎の事務所ライブ、バカ爆走に初めて行きました。
以前観たSparkより若手が多く出ているライブ。ほぼ皆さんはじめまして。
 
巨匠、ザンゼンジなど知っているコンビももちろんいて、その人たちもなんだか
ネタがフワッとしているなあと。なるほど、事務所ライブとはそういう場所なのね。
新ネタをおろしたりお客さんの反応を確かめてネタを調整する場なのだなと改めて知る。
私がよく行くK-PROや外部主催のライブは、自分達をプレゼンしてお客さんを
獲得する勝負の場所ということになるのかな。
あまり馴染みがない中ではフルパワーズとリンゴスターが面白かった。
 
 
<ロシモンの裏>
 
三四郎がゲストという組み合わせの妙に惹かれて浅草花月へ。
舞台上の日本家屋風の芝居セットが残されたままで、せっかくだからちゃぶ台に
座ってトークをしようと提案するも小宮さんがまだ松葉杖。
彼だけパイプ椅子に座ってのトークになりました。
 
とりあえず自己紹介から・・・と進めるはずが、まさかの自己紹介で時間いっぱいになるという。
別に生い立ちに壮大な事件とかあったわけじゃないんだよ!
ロシモンの2人が面白がって小宮さんの話をまぜっかえすから、話が全然進まないのよ~。
JCA→あ・うん→マセキだったのは初めて知りました。さんざんイジられてたからマックの
バイト話も記憶に残ってる。
 
小宮さんの前にグイグイ行く感じと、絶妙に人をイラッとさせる(でも本気で怒られるわけ
ではなく、面白いオモチャとして皆にイジられる)キャラクターは稀有な存在だなあ。
ゴッドタンで劇団ひとり&おぎやはぎにも瞬時に見抜かれていたものね。
 
今回もロシモンのお2人が思いっきりハマっていて、ウエストランド以来の連続ゲストに
なって欲しいとオファーしていた。
ああ~ウエストランド井口さんの面倒臭い感じ、小宮さんに近いね!
そんな2人はとっても仲良しで週5で飲んでいるそうです。
スタンド使いのように引かれ合うのだろうか。

2013年10月19日土曜日

9月に観た色々

<ドドん単独ライブ 坊走>
 
思ったより普通の漫才少なめ&映像多め。
温かいお客さんに囲まれてヤンチャに色々なネタを試す彼らの
若手らしさにニコニコしていたら、最後の漫才にガツンとやられる。
「もう一つ上の段階に行きたいって何だ!」
「認定漫才師だよ!皆さんの期待に応えたいんだよーー!」
 
周りからの期待、自分達の胸にも湧き上がる予感、プレッシャー。
そして叶わなかった悔しさと申し訳なさ。
ドドんにとって認定漫才師が本当に手の届く場所に見えた初めての年だったのだろうなあ。
 
<SimpleSetHalf>
 
三拍子、磁石、風藤松原
仲の良い三組の漫才師。高倉さんが映画観て楽屋でねた合わせもせず
久保バリン〜とふざけていたのはこの回だったかな(笑)
 
 
<トッパレ若武者>
 
THE GEESEが新ネタ会議で出した言葉の買取ネタ。改善されていいオチがついてた!
ツィンテルの10分後の世界素敵だなあ。パチンとスイッチのように
切り替える演技が可能な彼らでこそのコント。
ジャムのコントってジンカーズに似た感触があるね。
討論会で汚れ仕事を一手に引き受けていた尾関さんお疲れさまです。
 
<ロフト大喜利>
 
トーナメント方式に別れて、勝った方が負けた方を吸収していくという不思議な対戦方法。
せきしろさんの圧倒的な力量にシャッポを脱ぐ。プレステはビデオ2。
R藤本vsギース高佐のプリティ大喜利も盛り上がる。
オールナイトイベントだったのに最初から最後まで冴え渡る、キンコメ高橋さんの
MCぶりもエクセレント。あれは良いパーケン。
「僕たちはチーム高田文夫にします」
パ「明日のビバリー昼ズが楽しみですね!」
 
<Simple Set Live>
 
ブロードキャスト!と浜口浜村が同じ名古屋よしもと所属だっとを初めて知りました。
この日は久しぶりにジンカーズのコントを見ることができて嬉しかったよ。
不動産屋の内見。丙へーい!じゃない方ね。
 
<しもきた大旋風>
 
K-PROさんのキャッチコピー通り、まるで行列の先頭ですか?というメンバーが
しもきた空間リバティに大集合です。
最近豪華な顔ぶれの基準がわからなくなってきた。
三四郎 小宮さん、噂の松葉杖姿。うわ~これから大事な時期の認定漫才師が~。
ラブレターズのネタは単独以来のいい感じの嘘を作る話。
後半、いいアクセントになる展開が増えている!
 
企画コーナーは共演者同士のQ&A。磁石の佐々木さんからラブレ塚本さんに
「名字以外なんにも知らないけれど君はどういう人なの?」という非常にざっくりと
した質問が。ライブのエンディングでも溜口さんが話題の中心になるし、塚本さんの
ことを知る機会がないということで。
ここから塚本さんの下の名前当てクイズになり、それだけで盛り上りこの話題は
終わってしまったから、佐々木さんは塚本さんの名前以外が結局わからないまま・・・。
 
<ペイジワンZ>
 
いつでも楽しいペイジワンZ。今回は人力舎からS×Lと巨匠がやってきた。
巨匠の概念漫才(というか岡野さん)のインパクトが強すぎて、最近概念という
単語を見ると巨匠を思い出さずにいられない。
 
若手と仲良くなろう企画。ひたすら缶を積み上げるだけなのだけれど、藤井さんは常に
敬語、後輩はタメ口でしゃべらなければいけない(使うと棒でしばかれる)。
こういう単純だしお金もかからないけれど発想力で楽しめるゲームを考えるのが
ペイジワンは本当にうまい。
あと、藤井さんのプレゼンした「サイゼリアの難しすぎるお子様用間違い探し」に爆笑。
絶対に当てさせる気がない難易度だった。
 
<キングオブエロス>
 
エントリーされた芸人達が「今年で一番エロいコント」をしてエロさを競う。
よしもとの愉快な悪ふざけイベントです。
「お笑いライブに集客がない、手売りのチケット売れないと言われている中
このイベントは立ち見まで満員・・・貴方たち(客席)はおかしい!」
 
2丁目のゲイバーで出せるくらい完成されたホットセクシーズのショー(ワハハ本舗風味)
選ばれて舞台に連れて行かれるお嬢さんを見て、周りから漏れる「かわいそう・・・」という
呟きがやけにリアルだ。
外部からゲストとして呼ばれたラブレターズのコントは、思春期を迎えた息子の悩みという
わりとオーソドックスな軽い下ネタかな、と思ったよね。最初はね。気色わるっ!(笑)
白眉はトップリード。エロいコントにだって愛がある。いや、全てをさらけ出すセックスという
行為にからめて人間愛を描くことができる彼らの本質たるや。新妻さんすごいや。
 
<神保町花月「What will you bet next?」>
 
花組芝居の堀越くんが客演するというので。
90分程度でお値段も安い上質のコメディでした。週末のお昼に観るのに
ぴったり。グランジ五明さんの奇怪なドラえもんが全てをさらう。
押入れ開けてアレがいたときのインパクト半端ない。
グランジDVDも直接予約することができてよかった。グランジ10000枚頑張れ!