2019年4月9日火曜日

ヴァージニアウルフなんか怖くない

ナショナルシアターライブ「ヴァージニアウルフなんて怖くない」。
ウィットのある会話を混ぜ込んだ壮絶な夫婦の罵り合いを3時間観続けるという、疲れていると
メンタルがゴリゴリに削られる芝居だ。


今まで観たオールビー作品は、ZAZOU THEATERの「動物園物語」。
そしてこまばアゴラ劇場で上演された「山羊~シルヴィアってだれ?」。
(これは志賀廣太郎さん演じる夫が動物の山羊と不倫する話でね…)
どれもひと癖ある作品だった。

今回のヴァージニアウルフ~では、ナショナルシアターライブ「フォリーズ」で主役の可愛い
おばさんを演じていたイメルダ・スタウントンが、その面影の全くないヒステリックばばあに
なっている。
なんたる演技力。しかもずっとガナりながら怒鳴っていて、よく喉を壊さないものだと感心してしまう。
1日2回公演の日もあるでしょうに。台詞量もエグい。

夫役のくたびれた感じのおじさん(コンリース・ヒル)はゲーム・オブ・スローンズの
ヴァリスだった!
髪があると全然わからない。こちらも芝居がそれはそれは上手い。
また、ハンサムな若い物理学者役(ルーク・トレッダウェイ)が夜中に犬に起こった~の主役の
子だったと知り驚愕する。

すれ違う夫婦の果てしない口喧嘩は、でもその喧嘩こそが唯一の繋がりだった。
家庭の事情は家庭の数だけ異なる。
観終わるとぐったりと疲れるハイカロリーな芝居なので、もう一度見るならば体力のある時にしないとね