2015年2月24日火曜日

すいているのに相席3(1)

「すいているのに相席3」
出演者:キングオブコメディ高橋、THE GEESE、山脇唯、バッファロー吾郎A
脚本:せきしろ、上田誠(ヨーロッパ企画)、バッファロー吾郎A

ネタバレ有の感想です。


999
ホームに停車中の車内から大盛り上がりの男3人(バ吾、尾関、高佐)。
旅の計画を立てつつ缶ビールを開けると、混みあう車内に空席を求めてメーテル(山脇)と鉄郎(高橋)がやってきた

 


美人が隣に来たとはしゃぐ3人と、あくまでも999の雰囲気を崩さない二人の対比が面白い。

高橋さんの鉄郎が、どちらかというと釣りキチ三平っぽかった。ビジュアル的に。
最初は新幹線の駅SEだったのが、ラストは999の汽車版になります。
”鉄郎は思った~”というアナウンスは尾関さん。

姪孫
キングオブコメディ高橋のラジオ番組「王様ラジオ」
スペシャルウィークのゲスト・きゃりーぱみゅぱみゅの代わりにやってきたのは謎の老人(バ吾)。
彼はきゃりーを姪孫にもつ新人ミュージシャン入れ歯カムカムだった
 
 タイトルが映し出された瞬間、「めいまご・・・?」とはてなマークで会場が包まれる。
姪孫と書いてテッソンと読むそうです。自分の姪・甥の子供のことを指します。
ちなみに男でも女でも姪孫なんですって。
今回は入れ歯カムカムさんの弟の孫がきゃりーという設定。
 
 殺陣師左近、味噌汁一郎に通じるAさんのやりたい放題シリーズで、これを突っ込んだりフォローしたりする
役割はやっぱり高橋さんです。
アドリブで台詞がバンバン変わって、それに対応しなくちゃならないんだもの。
それを見事にこなす高橋さんのスキルの高さよ。
宮尾すすむ、ドレミファドン。ネタ元が古いよ~(笑)
 
王様ラジオの愉快なジングル(よきに計らえ~、皆の者準備はいいか~)と、入れ歯カムカムの
とてもタイトルに忠実なにんじゃりばんばんに笑いました。
曲の中に忍者の名前がバンバン出てくるよ。
他の配役はラジオディレクター役が高佐さん。構成作家役が尾関さん。
山脇さんが入れ歯カムカムのマネージャー。

 
美しい声
IKKOさんを探して彷徨う青年(高佐)。
「ドンダケー」とさえずる鳥の元にIKKOさんがいると確信するのだが。
 
 高佐さんの耽美な美青年シリーズ第二弾。
色白の美青年、学生服に学生帽。今回はさらに眼帯が付いた。
眼帯・・・!こんなにも退廃的でアングラでデカダンスなのに、なぜこんなに
奇妙に映るのか。
 
 小鳥に呼び掛ける美青年。
百合の香りを嗅ぐ美青年(IKKOさんの香りがする…)
洞窟の側で眠りに落ちる美青年。
美青年、基本的に視線が遠くを彷徨ってる。
 綺麗なのに・・・キモい・・・すごく変な人・・・でも美しい・・・。
自分の中で感情がグルグル回って大変です。
この美背年、第一弾では美輪さんとかくれんぼしていたけれど。
何か、そういう人たちに惹かれる呪いでもかかっているのだろうか。

 

やる気
魔界と人間界のバランスが崩れ、カラオケボックスに魔王が現れた。
武器も戦うすべもない男(高橋)に、勇気づけるように叫び声が聞こえる。
井脇(バ吾)「やる気!元気!井脇!」
 
これはもう発想の勝利に尽きる。今回一番笑ったコント。
「ザキ!ザラキ!井脇!」(あいつに即死系の呪文は通じませんよ)と
「鈍器!野坂昭如!井脇!」がお気に入り。
ご本人の記憶があまりなく、帰りの電車で「井脇ノブ子」で画像検索をして
笑い死ぬかと思いました。
皆さんもまわりに人がいない所でチェックしてみて下さい。
 
あいせきみんなのうた「十五の夜」
 
すいているのに相席名物、観客を戸惑わせる謎の数分間でおなじみの
歌コーナー。長渕、ジャガーさんの次はまさかの尾関豊。
尾崎じゃないよ尾関だよ!
オゼキユタカ、見た目も歌声も悪くはない。でもカンペを盗み見しすぎ。
アフタートークに登場した麒麟の田村さんが
「編集してもあれだけ見ているということは、実際には相当酷かったんでしょうね」
と感想を述べていました。
 ちなみに2番の歌詞が回ごとに変わっていて
十五夜・十五穀米・獣神サンダーライガー
だったそうです。
最後は十五ですら無いですし。一足りないし。