2019年5月20日月曜日

コントメンAWARD授賞式

若手が3組しかいないのにバトルライブになった東京コントメン。
その最終回である授賞式に行ってきた。

MCのムロさんと大竹マネージャーがシルエット板付きで登場。
今回のライブの趣旨を解説する。
優勝賞品は最初「最低でも台湾旅行」となっていたが、毎回の売り上げが
好調で現在は行き先がハワイまで確定しているそうだ。
ここで本日のプレゼンター、シティボーイズを呼び込む。
テーマ曲と共に現れる3人、おや、さっそくきたろうさんがニヤニヤしている。

き「涼太。親父がマイクの使い方が悪いって袖でずっと怒ってたぞ」
大「(涼太さんに)なんでお前はマイクを吹いちゃうんだよ!」

息子も巻き込んでさっそくワチャワチャして始めるシティーボーイズ。
審査のために客席へ移動するが、この席が1階席の最後列だった。
ここはちょっと厳しいんじゃないかな…。
3人の席と私の席が近かったが、この辺りは声が聞こえにくい。
しかも1000席キャパの最後列なので舞台から遠く、演者の表情もあまり
よく見えない。
私でさえこんな調子だから、御歳70歳のお三方はだいぶ見づらかったと思う。

今回ノミネートされたコントは各コンビ2本づつ。
ザ・ギース「遡りカルチャースクール」「ショットガンタッチの女」
ラブレターズ「机上旅行部」「私にヤれるかしら?」
阿佐ヶ谷姉妹「誘拐」「登校」

いずれもクオリティの高さは保証済みのネタばかり。
ギースは広い舞台を余すところなく使うダイナミックさが楽しい。
一方、ラブレターズは舞台の中央で繰り広げられる会話中心のコントで、
その演技力に惹きつけられる。
阿佐ヶ谷姉妹の唯一無二なおばさんキャラクターがコントにうまくはまり、
絶妙のハーモニーを奏でる。

ゲストは流れ星と永野さん(コントメンなのに!)。
特に紹介もないのでちゅうえいが「ゲストだよー!」と言いながら登場していた。
永野さんはコントメンがタイニィアリスで開催されていた頃によく出ていた
ので、こんな広い会場で餅を喉に詰まらせた新沼謙治を見る事ができる
なんて感慨深い。

ムロさんが会場を周ってどれが一番面白かったか感想を聞いて回りつつ、
シティボーイズを舞台に呼び込む。
ギースとラブレターズが面白いのはわかっていたけれど、阿佐ヶ谷姉妹が
ここまでやるとは思わなかった、成長したと盛り上がる。
「演技がずうずうしくなったよね」とはきたろうさんなりの褒め言葉。
聞いたらまた江里子さんが泣いちゃうな。

大「うちの芸人はキ○ガイみたいなネタやるやつばっかりだな。
ラブレターズのコントなんかTVじゃ絶対できないだろ!面白いけど!」
き「ヤクルトのあれも面白かったな~」
大「面白かったな。伊藤四朗に見せてやりたい」

斉木さんは永野さんのネタを見て、本気で客席のくわばたおはらを探し
キョロキョロしていたらしい。
涼「この会場で一番ピュアな人ですね」

審査の間はASH&Dおたのしみコーナー。
先日の単独ライブでハープという特技を得たハープ高佐と阿佐ヶ谷姉妹
江里子さんによるコラボで中島みゆき「糸」を披露する。
(2番ではコーラスで他のメンバーも登場)

いよいよ審査発表&授賞式。
まずはムロさんからの個人賞「ムロンドール賞」の発表だ。
受賞はラブレターズ!授賞理由は第一回目からの飛躍が一番見て取れたから
&今日しっかりと受けていたから。
副賞はムロさんと行く温泉旅行。
財布は持ってこなくていい(全てムロさんの自腹)という太っ腹な旅行になるそうだ。

そしてついに最優秀コントの発表、会場に響くドラムロールの中、おもむろにきたろうさんが
「・・・発情します!はぁはぁはぁ」
はい止めてードラムロール止めてー
涼「すみません、発表じゃなくて発情でした」

気を取り直してもう一度。
き「最優秀賞は・・・阿佐ヶ谷姉妹『徘徊』」

・・・徘徊?誘拐を単純に間違えた?それともこれはボケなのか?
会場がざわざわする中、江里子さんはフライングで号泣し始める。
かっこ良い着地にはならなかったけれど、まぁそれもきたろうさんらしいというか。
とにかく阿佐ヶ谷姉妹がTHE WとコントメンAWARDの2冠を達成!
おめでとうございます!

大竹マネージャーからこのコントは第一回のために作られ、それがTHE W
優勝への足がかりになったことが語られる。
これも私の企画力のおかげ、とちゃっかり自画自賛をするお茶目さもあり。

所属芸人に勝ちぐせをつけるという目的で始まったコントメンAWARDは、
とりあえず当初の目的を達成したので一旦終了。
これからはまたライブ内容を新たに考える予定だとのこと。
大竹さんがうっかり「ムロの司会も最後ということで、今までありがとう」
と、多分まだ発表しちゃいけなかったムロさんの司会引退を漏らす。
おじいちゃん達ったら…まだNGのことをすぐに漏らすんだから…。

なんとなくしんみりムードに包まれる会場の空気を察して
ム「なんか俺が事務所を辞めるみたいな雰囲気になってません?辞めませんよ?!」
最後はゲストも迎え入れてご挨拶。
永野さんが「ムロさんいなくなったらコントメンにお客さん誰も来ないよ?」

たった3組の芸人による1年をかけた賞レース、本当に楽しかった。
最後にプレゼンターとしてシティボーイズを用意したのも大成功だ。
シティボーイズに褒められる皆さんがとても嬉しそうで、改めていい
事務所だなーと思う。
阿佐ヶ谷姉妹の優勝旅行先はどこになるのだろう。
今回の売り上げも入るからハワイよりさらにゴージャスな場所だろうか。
是非、旅行報告トークライブを開催して欲しい。