2014年6月16日月曜日

浅草のニュー喜劇人(6/ 12 夜)~ネタバレあり~

浅草のニュー喜劇人(6/ 12夜)
本日のゲストはムロツヨシ&夙川アトムです。

以下、内容のネタバレを含みますので、これから見に行く方や
内容を知りたくない方は気をつけて下さい。
また、コントの前につけている記号は、私が整理するための
ものなので気にしないでね。






前説:大福「上演中の諸注意の歌」
ついに途中で「知っている方はご一緒に|」と入れ始める。
この大福さんの歌から始まり、ライブ全体にいたるまで、
今日は緊張感と妙な張り切りがあるなと思ったら、
ASH&D社長がご観劇だったようです。

前口上:THE GEESE
高佐さんの弾くピアノ(蒲田行進曲)をBGMに、
尾関さんが口上。
 
「相方のピアノは毎回好きな曲を弾いているのですが、
今日はグラディウスを弾こうかと盛り上がっていたところ、
事務所の社長に蒲田行進曲をやれと言われまして。
イヤイヤ弾いている・・・しかし見事な腕前です。
(突然アドリブ演奏を入れ始めて)
おっ、いいよいいよ~!」
 
ラブレターズ(6)文化祭
もうすぐ文化祭。
生徒がホームルームで決定したクラスの出し物案を
持ち、職員室の担任に許可を求めにくるが、
なぜか先生は浮かない顔。
 
THE GEESE(g)お見合い
お見合いで出会った男女。
双方ともに第一印象もいい感じ。
質問をしてお互いを知ろうとするのだが、答える彼女の
様子がおかしい。
 
ラブレターズ(8)野球部
強豪校の野球部に入ったため、レギュラー入りの可能性は
ほぼゼロに近い二人。
試合まであと2週間。それでも僅かな希望に賭け、努力しようと
する二人だが、努力の方向性の違いが浮き彫りになる。
 
THE GEESE(k) 漫才
コンビ(やまいもトリオ)による漫才。
尾「私、美容院の店員になってみたいんですよ。
お金ないから自分で切れると助かるし。
ちょっとやってみてもいいですか?」
高「美容師さんが自分で切るかどうかは知らないけれど
、じゃあやってみます?
僕がお客さんやればいいんですよね。
・・・えっ、えーーっ?!」
 
ラブレターズ(10)リストラ
工場の仕事に意味を見いだせない新人を励ます
ベテラン社員。
景気づけに夕飯でもごちそうしようと声をかけ、社長室
へ向かうと、なんとリストラされて帰ってきた。
 
THE GEESE(l) 取り調べ
取り調べを待つ容疑者の元に、マイク片手の
刑事がやってくる。
照明が変わり、物悲しい音楽が流れる中、この刑事は
特殊な取り調べを始める。
 
ラブレターズ(11)溜口脚本「塚本が死んだ」
塚本が死んだ。
相方の溜口はピン芸人として再スタートを図るものの
ラブレターズ時代に脚本も演出もしていなかった彼が
上手くいくはずもない。
やけ酒に溺れ、倒れた彼を助けた人物は・・・塚本?
 
THE GEESE(c)自殺コント
世の中に絶望した挙句、自殺コントをしようとする男。
そんなベタなコントはやめるんだ!と止めようとする男。
THE GEESE単独でおなじみ、滑る一発ギャグコント。
ゴムパッチン、カードマジック、コマネチ(アイーン)。
 
遺書→「遺書のラスト。続きはWEBで!」
尾「(遺書を開いて)こういうのはもっと大きく、開いて
すぐ読めるように書かなきゃダメなんだよ。そもそも文章長いし。
あーもう、こんなベタなミスを。」
 
ゴムパッチンに、舞台裏から見ていた溜口さんが引っ張り
出される。遠慮なく思いっきり引っ張るもなかなか手を放そうと
せず、待ちきれない高佐さんが切れてやめる。
尾「わかってるじゃないか!」
高「いい後輩だ。かわいい後輩だ!」(顔が怖い・・・)
 
尾「(一発ギャグの後)たかさーー!お前何かひとつ
足りないんだよー!」

後口上:ラブレターズ
塚「我がASH&D、いや俳優界の宝。ムロツヨシが登場します」
溜「稀代のカメレオン役者・ムロツヨシのムロフェスです」
 
企画:ムロフェス2014
 
ASH&Dの稼ぎ頭。ナチュラルボーン人たらしのぐいぐいゾンビ。
僕らの大好きな、カタカナ五文字のあの先輩がやってくる。
キダタローかなあ?に重ねた、高佐さんのチューヤンボケが
はまらない。電波少年も今は昔。
一同「朋友(パンヤオ)を忘れないで!」
 
38歳のムロ先輩は、素肌にTシャツ一枚は恥ずかしいお年頃。
網のように目の粗いカーディガンをさっそくいじられます。
MCは昼の回ゲストの夙川アトムさん。
「以前は芸人をしていて、現在は俳優として活躍している~
と紹介されていて、ちょっと驚きました。
オフィシャルで俳優扱いなのですね。
最近ムロさんの家でよくべろべろになるまで飲み、帰りに
家にあるシャンパンを盗んで帰るらしい。
盗んでいい、というフレーズに尾関さんの瞳が輝く。
 
企画はムロクイズ。
大好きなムロさんのことならば、誰よりも知っていると豪語する
後輩達がクイズに答えます。
一番近かった人が1ツヨシ(10円)をムロさんから貰える。
本当にムロさんが、自分の財布から10円出して渡します。
 
「ムロの休日の過ごし方は?」
「ムロツヨシにとって宝物とは?」
「ムロにとって俳優とは?」
「これから俳優を目指す若者へ一言」
 
問題用紙を書いた大福さんが全部敬称を略してしまったので、
ムロさんに睨まれ、アトムさんがマジックでそのたびに訂正する
という流れあり。
ムロさんは大福さんに「お前も早くこっち側に来いよ!」と声をかけて
いました。優しいなあ。
 
回答でボケてくるかと思いきや、みんな真面目に正解を狙ってくる
のだけれど、その回答でムロさんの人となりがすごくわかるという。
これはいい企画ですねえ。
「ムロツヨシにとって宝物とは?」→予想回答が「舞台と書いて“イタ”」とか。
基本おちゃらけつつ、ちょっとカッコつけているの(笑)
高佐さんの正解率が高くて、ツヨシ(10円)をたくさん貰ってました。
こういう事言った後で、お得意のキメ顔するんだよねと、ムロさんの
キメ顔モノマネまでする高佐さん。
 
正解を書いたフリップの紙を、ムロさんは客席にプレゼント
してくれる。ファンの皆様大喜び。わかっていらっしゃる!
すると、後輩達も自分たちの回答を凄い勢いで破いて客席に
プレゼント。
わけのわからないことが書かれた紙に、客席の女性が群がるという
奇妙な光景に、ムロさんが椅子の上でぴょんぴょんして爆笑。
「楽しい!これ超楽しい!」
 
ちなみに「ムロツヨシにとっての宝物」は「ASH&D」。
この答えを出して、客席の社長に目線で猛アピールする彼は
全身からやり手オーラが漂っていましたよ。
誰よりも現金欲しい!10円欲しい!と言っていた尾関さんだけれど、
ノリで前列のお客さんにツヨシ(10円)をあげちゃう。
尾関さんがフとした時に見せる芸人らしい発言や行動、好きだなー。
 
優勝者は高佐さん。
ムロさんが、現金その場であげるって楽しいね~と言いながら、
手元にある財布の来歴を教えてくれました。
この財布は某有名俳優さんに買って頂いたもの。よく、売れている
先輩の財布を貰うと出世する、なんていう話を聞きますが、
この財布はさらに二転三転とした歴史があり。
みんなでそのちょっといい話を聞いていると、
 
溜「そして今日。その財布がムロさんから高佐さんに・・・?」
会場「おおおおおおお!!!!!」
ム「えっ、ちょっ、まっ・・・待ってそんなつもりじゃ・・・
これはダメダメダメー!(叫)」
 
高佐さんは貰う気満々、会場中が大盛り上がりで、ムロさんも
もう後には退けない。
結局、浅草公演が終わったら、高佐さんに新しい財布を買って
げることになりましたとさ。
 
尾「それを知っていたら、もっと真剣に優勝を狙ったよ!」