2014年6月18日水曜日

浅草のニュー喜劇人(6/14 昼)~ネタバレあり~

浅草のニュー喜劇人(6/14 昼)
本日のゲストはツィンテルです。

以下、内容のネタバレを含みますので、これから見に行く方や
内容を知りたくない方は気をつけて下さい。
また、コントの前につけている記号は、私が整理するための
ものなので気にしないでね。





前説:大福「上演中の諸注意の歌」
 

前口上:THE GEESE
高佐さんの弾くピアノ(ショパンのワルツ)をBGMに、
尾関さんが口上。
 
 「昨日とうとうラブレターズ溜口の声が飛びまして。
カスッカスの声になりましたが、まあそれも含めて楽しんで
いこうじゃないかと。
相方のピアノ曲は昨日まで暗かったのですが、今日は少し
明るくて・・・何か昨夜いいことがあったのかな?」
 
ラブレターズ(12)「J Soul Brothersオーディション」
○○代目のJ Soul Brothersオーディションが開催される。
やってきた中学生応募者は、見た目こそ年相応なのだが
声がガサガサ。
プロレスラーのような声で歌う「Choo Choo TRAIN」と、
曲にまるで合わないタップダンスに
審査員のNAOKI(塚本)は不合格を出す。
しかし、自由課題曲に選んだ「浅草キッド」に意表を突かれる。
(ギター演奏はMAKIDAIこと大福さん)
 
THE GEESE(h) ファーストフード店
某ファーストフード店にて。
男が何気なくメニューを注文すると不思議な接客を受ける。
どうやらこの店独自のサービスらしいのだが。
 
ラブレターズ(9)レーシック手術
レーシック手術を終え、見違えるほど視界がクリアになり
よく見えるようになった男。
しかし見えないはずの物まで見えるようになり、医者を
戸惑わせることになる。
 
THE GEESE(i)ギャラクシー夫婦喧嘩
急な惑星出張から帰った夫。
お土産を渡すが妻の態度が冷たい。夫に他の女の影が
あるのだ。「あなた、浮気してるでしょ?」
宇宙の彼方で繰り広げられる、日常規模の夫婦喧嘩風景。
 
ラブレターズ(5)ペット葬儀の火葬場にて
愛犬の葬儀が終わり、いよいよお別れの瞬間。
しめやかに行われていたセレモニーで、MCが予想外の進行を

始める。
 
THE GEESE(k) 漫才
コンビ(モヘンジョダロ)による漫才。
尾「私、雑貨屋で働きたいんですよ。芸人の収入だけでは
厳しいものがあるし。
ちょっとやってみてもいいですか?」
高「じゃあやってみます?僕がお客さんでいいんですよね。
・・・えっ、えーーっ?!」
 
ラブレターズ(11)溜口脚本「塚本が死んだ」
塚本が死んだ。
相方の溜口はピン芸人として再スタートを図るものの
ラブレターズ時代に脚本も演出もしていなかった彼が
上手くいくはずもない。
やけ酒に溺れ、倒れた彼を助けた人物は・・・塚本?
 
THE GEESE(c)自殺コント
世の中に絶望した挙句、自殺コントをしようとする男。
そんなベタなコントはやめるんだ!と止めようとする男。
THE GEESE単独でおなじみ、滑る一発ギャグコント。
ゴムパッチン、カードマジック。
遺書→「チチキトク、スグカエレ」
「古い!センスが昭和じゃねえか!」
 
「ゴムパッチンはやめろー。ギースはそういうのやっちゃ駄目だ!
今までシュッとしてきたじゃないか!
俺たちはイキがってきたじゃないか!」

後口上:ラブレターズ
塚「昨日相方が喉を潰しまして。ネタを変えるために
喫茶店へ行ったのですが、そこで見かけた80代くらいの
大師匠が相方と全く同じ声をしていました」
溜「今日はお聞き苦し点もあったかと思いますが、返金は
一切受け付けておりません!」
 
ゲスト:ツィンテル
コント「この世は音で溢れている」
 
企画:エチュード
 
まずツィンテルから、自分たちへの配慮がないよ!とクレームが。
他の日を確認すると、毎日結構凝った企画をやっているのに
今回はギリギリまで発表されずに、なんとなくエチュード。
そして当日、緊張してここまで来たのに、顔を出して挨拶をしても
二組とも場当たりを続けたままでほとんど無視。
ラブレターズにいたっては、目で挨拶を返しただけで
延々と浅草キッドを歌っているよくわからない事態だった。
 
それは仲の良さのあらわれだよ!ツィンテルといえば演技が
上手いからエチュードね!とフォローをしつつ本日の企画へ。
勢登チームと倉沢チームの半分に分かれ、言わなければ
いけない台詞・設定を与えられて3分で物語を作る。
 
勢登・尾関・溜口チームは定食屋でのコント。
「このアブラゼミうめえなあ!」というとんでもない台詞が
あったため、グルメ番組の取材という設定でなんとか
終わらせる。
でも設定が「バイト先」だったにもかかわらず、バイトを
しているのは店員役の勢登さんだけなのがちょっと・・・?
 
倉沢・高佐・塚本チームは結婚式。
結婚式がもうすぐ始まるのに、肝心の花嫁がいない。
倉「君、よく見ると僕のお嫁さんに似ているな」
高「えっ。僕が身代わりに?」
こ、この設定は・・・ツィンテルのあの名作コント・・・
 
倉「(くるっと振りかえり)“コント「た・・・”」
高「(食い気味に)コント「けっ、結婚式っ!」」
 
そこは「高佐が花嫁」だよー。
(ツィンテルのコントタイトルは「勢登が花嫁」)
他にも「この世は音で溢れている」の設定も使ったりして、
とても綺麗に終わったもののパクリ疑惑が。
 
お客さんの拍手判定で、優勝は倉沢チームでした。
終始倉沢さんがストーリーを引っ張り、他の二人への
アシストも上手くて素晴らしかった。
 
溜口さんの喉がかなり復活してきました。
前日のオールナイトニッポン生放送では、普段カリスマ
として上から目線のトークを繰り広げる溜口さんと、
穏やかにつっこみを入れている塚本さんの立場が逆転。
これが思わぬ面白さを生み出して、まさしく怪我の功名と
なっていました。
 
そしてライブでは、塚本さんが急遽一本新ネタを作成。
早朝のラジオが終わってから午前中で仕上げて、昼公演に
かけたのだから、ほとんど寝ていないのではないかしら?
恐れ入ります。今、この時しか味わうことができないコントに
遭遇してラッキーでした!