2014年2月21日金曜日

射手座の行動「行動1」

作・演出:ふじきみつ彦
出演:岩谷健司、岡部たかし、永井若葉、山内麻由美
 
ふじきみつ彦さんのコントユニット「射手座の行動」の第一回公演。
新宿眼科画廊の地下は普通のフリースペースでしたが、ビルの
どこかに眼科が入っているの?
 
妻を新幹線の運転席にこっそり入れてあげたことから、
夫婦の過去にまつわる騒動が起こる「こだま」。
 
治療のために通う人妻への恋心が抑えきれず、もう病院へ来ないで
欲しいと正直すぎる説明をする「ある院長の憂鬱」
 
乗客を拾えない、運転すれば動物をやたらと轢く。動物を轢いた事実を、
一匹分乗客に心理的に肩代わりして欲しい運転手「タクシー」
 
息子のいじめに対して学校へクレームをつけ、教師たちから
モンスターペアレントかどうかの疑惑を持たれる「親」
 
それぞれのコントで、登場人物たちがリンクしています。
私はあまり複数の短編がリンクするのは好きではないのですが、
(よっぽどうまく構成を考えないと、繋げることが目的になってしまい
それぞれの作品を見た時にちぐはぐに感じることが多いので)
今回リンクというより負の連鎖かな。
「こだま」の事件がきっかけで、登場人物たちが厳しい状況に陥った
その後を追いかけている感じ。
体温の低い、暗く湿り気のある笑い。ところどころに淫靡さが潜んでいる。
 
「タクシー」は笑いどころを掴むのが難しくて、ちょっと苦手かなあ。
笑いとシリアスさのバランスが丁度いい「こだま」が好みです。
「ある院長の憂鬱」は、“京都弁の女性は男をそそるものがある”という
テンプレがどうしてもしっくり来ず・・・。
「親」は、笑い事じゃなくてこういう親いるんだろうね。片親しかも
男親というところがなんだか新鮮。
 
最近お笑いのライブを見ることが多いので、1本20分程度ある作品を
見たのが久しぶりでした。ちょっと前のめりで積極的に笑おうとする、
「お笑いライブの観客」になっている自分に気づいて、あわてて
重心を後ろにする。
 
20分といえば演劇ならば短編けれど、コントならば長尺になるわけで。
またもや笑いの多い演劇と、演劇的なコントの違いを考えてしまう私。
シアターガイドに掲載したら演劇・・・とか?
どちらにしても、これくらいの長さになると演技力が重要になりますね。
今回はどの役者さんも巧かった!