2015年1月4日日曜日
2014年10月のお笑い
この月は面白いライブが多くて濃かったです。
★ワラインプロ
今回はさらば青春の光森田さんが久しぶりの参加。
観ていて
「そういえば初回でも森田さんが注意されていたなあ」
と思い出す(笑)。
全員でパスを回しながらゴールを目指すイメージのワラインプロで、
彼はボールが来ると1人でゴールに向かって突進しちゃうんだよね。
ゴールを決めるときはとても鮮やかなのだけれど。
根っからの芸人らしさ。
一見我が強そうだけれど「あっ、これじゃ駄目なんだな」と理解して
適応していく姿に何やら愛らしさを感じる。
なるほど、これが森田さんの人気の秘密なのだな!
そしてせっかく森田さんが上達したのに、組んだ槙尾さんが
自分で言っていた理想のインプロと真逆の方向に進んで
失敗しちゃう(^_^;)
夜ふかしの会鬼頭さんは、初参加とは思えないくらいスムーズで
思い切りが良い。安定感があるから、ソロインプロの指名が
あったのでしょうね。
ツィンテル勢登さんも上手だったし、やはり役者さんのアドバン
テージは高い!
鬼頭さん&溜口さんのTSUTAYAインプロなんて、全く危なげなかったもの。
ひたすら楽しい。
ソロインプロに指名された途端
「お客さんの書いた紙が助けてくれるよ!」
「インプロに失敗とかないから!大丈夫!」
と、励ましの言葉をかけてハードルをガンガン下げてあげる共演者達。
観客も言われるまでもなく、通常の3倍のリアクションをする
準備は整っている。優しさに包まれ戸惑う鬼頭さん。
鬼頭&高佐はじめてのまんざい。
漫才コントのコント部分(〜をやってみたい、練習しよう)に
2人揃って凄い勢いで飛び込むのを見て笑ってしまった。
あの部分はコント師のオアシスなんだね(笑)
始まる前に新妻さんがニヤニヤしながら、漫才はあったかいよお〜と。
★ラブレターズトークライブ
ファンの有志の方がお客さん全員にクラッカーを配って下さり、
乾杯の後に「KOC決勝進出おめでとう!」と鳴らしました。
ケーキも出てきてお祝いムード、楽しかったなあ。
犬の心押見さんは到着がもう少し早かったら、このお祝い真っ最中に
乱入してしまうところだったかも。セーフ!
そうなんですよ、KOC対戦相手の押見さんが突然来たのです。
雨でシャツを濡らしながら来てくれた姿を見て
「あの優しさがASHっぽいんだよなあ」
「社長に本当にハマってるし」としみじみ語るラブレターズ。
「今年は本っ当に!決勝行かなきゃいけなかったんだよー」
「プレッシャー凄かったね」
「事務所からも、来年絶対行かなきゃ駄目だって。
去年末くらいから言われてて」
「まずはABCも決勝に残らないとって」
絶対に行けと言われて、ちゃんとファイナリストになるラブレは
出来る子だ。
ラジオレギュラーが始まったことで、塚本はネタを書けるだけじゃ
なくてトークも面白いんだ!と驚いた溜口さん。
それに対抗するには自分には何があるんだ、どうすればいい?と焦り、
嫉妬して悩み・・。
あんなに才能がありながら、いつも不安を抱えている
ネガティヴ気質がアーティストっぽい。
その気持ちを隠さずに話して、驚いた塚本さんが
「ヤバい、泣きそう」と照れていたのはいいシーン。
ライブの冒頭がいきなりハイライト(笑)
コンビは普段お互い何をしているか知らないものだ、とよく
聞くけれど、溜口さんは塚本さんにとってもミステリアスな人らしく。
謎は謎のままの方がいいのかもね。
★ラブレターズ、ザンゼンジトークライブ
前半を観て、ザンゼンジ武田さんの立ち振る舞いは
程よくて素晴らしいなあと感じまして。
アンケートに書いたら溜口さんがピックアップしてくれて。
それを聞いた武田さんが、とてもとても嬉しそうに笑ってくれた。
うん、良い夜だ。
もちろんアンケートはきっかけにすぎず、溜口さんが的確に
武田さんの良さを話してくれたのが嬉しかったのだと思うけれど。
本当に彼がいると、トークコーナーの安心感がありますよね。
武田さんの中で、ラブレターズの評価が想像以上に高いのにも
驚いた。あのお互い褒め褒めゾーン、もう少し見たかったな〜。
この仲良し2組トークならば、あまり表に出さない溜口さんの謎
(プライベートや演じている時の内面など)がきけるかしら?と
思ったけれど。
ほとんど言及されずに謎なままだったなー。
カリスマミステリアス。
★沈黙寄席
ダブルブッキング川元さん、浜ロンさん、キングオブコメディ高橋さん
ザ・ギース尾関さん、どきどきキャンプ佐藤さん。
アダルトで素敵なメンバーに惹かれて初めてお邪魔しました。
かなり抑えているはずなのに、軽々と生放送コードを越える川元さん。
優等生の委員長サトミツさん。突っ込んだりキレたり、盛り上げつつも
ゲストを立てる浜ロンさん。弄られ役の駄目っ子尾関さん。
お喋りオールラウンダーのパーケンさん。
沈黙の皆さんはいいバランスですねえ!
しかしなぞかけは難しい。客席で考えたけれど全く浮かばなかった。
それにしても皆さんの着物姿はなんですか(笑)
佐藤さんは、着物がちゃんとした素材なのもあるけれど合格。
最初から下に着たTシャツを隠す気もない尾関さん!
諦めたらそこで試合終了ですよ!
ねづっち先生を送り出し、謎かけは難しいねとワイワイ話している
ところに川元さんがポツリと
「まあ、習ったところで使う場所ないですしね・・」
すごいや!全否定だよ!(笑)
★ザ・ギーストークライブ「反省しない」
不定期のトークライブに行ってきました。
怪しげな滝行、さらばとのKOC話など色々ありましたが、
1番心に残ったのは「ぼくと社長と野球盤」とタイトルをつけたい
高佐さんと事務所社長のエピソードです。
キャラ弁ツイートが凄い数ファボられるでおなじみの、キャラ弁
クッキングパパおじぇ。
反応がいいことについて
「こんな巨人が身体を折りたたんで、ちっちゃいお弁当を作る
ところを想像すると、皆おもしろいのだろう」と話していて。
尾関さんくらいの巨人になると、身体は縮めるのではなく
折りたたむと表現するのか、と衝撃でした。
お弁当の色づけは桜デンプや食紅を使っているの?という質問に
「ぷっ!何それ昭和・・!」ムカつく〜w
女の子だからセーラームーンのキャラ弁はどう?と提案する高佐さんに、古いよぉと嘆くクッキングパパおじぇ。
ゲストに飛び入りでバッファロー吾郎A先生が登場しました。
本当のコントを見せてやる!と息巻いて、KOCゲームに臨むA先生。
「どいつもこいつもシュールぶって、黒ズボンに白シャツで
なんか暗〜い照明使えばいいと思ってんだろ?
『俺は泥棒!この家は金持ちそうだ!入ってみよう』
これがコントだ!」
先生、それはもう昭和コントを通り越して落語の小噺です。
さらばの2人が今どきこんなコントの導入ありませんよ、と言うと
せきしろ「俺が渋谷公園通り劇場で観てた時は全員このスタイルだったよ」
そんな馬鹿な。
A「俺ら、コンビ組んでから5年間くらいずっとコレでコントやってた!」
生き証人がいた・・!
★simple set half
ギースとジンカーズの仲良しキャッキャライブ。
楽しかったな〜。
馬場さんはお笑いについて色々語るキャラだけれど、他の
人達が話すところは珍しかったです。
コントの流行として、今はわりとストレートに笑わせるのが本流。
シュールは古いと風潮がない?という尾関さんの発言に、
お笑い評論家馬場氏はこういうのはサイクルだから、またぐるっと
回ってシュールの時代が来るだろうと。
高「でもその頃って俺ら40歳とかじゃ・・」
尾「キンコメ高橋さんと同じ位?」
高「そうか、そう言われると身近だね。大丈夫そうだ」
パーケンさんは本人のいない所でも、中堅芸人の皆さんに希望を
与えています。
コーナーとしてこんな企画ライブをやってみたいという
案を出しました。
樋口さん提案の「逆に路上ライブ」が大盛り上がり。
むかし流行った路上ライブをやる芸人がいなくなったので、
あえて今路上のイメージのまるでない芸人を集めてやりたい。
漫才師は意外とこなせちゃうしねということで、ギースジンカを
筆頭に、プロセニアムと黒背景の似合うゴリゴリのコント師の名前を
挙げ始める。
トップリードは、路上でもお客さん相手に上手にこなせてしまい
そうなので却下。
ダブルブッキング。
尾「いいね。川元さん声張らないしなあ」
芸風が静かならば漫才師でも良いのでは?ということで風藤松原。
「あぁ、風に声が流されそうだ・・」
そして今回の目玉はジンカーズの拝啓、吉田戦車様featギース。
尾関さんのいい声、BigToshi降臨にざわめく客席、と笑いが
止まらない馬場さんなど。
色々面白かったけれど「有給」がまさかのトリオ編成。
3人集まると「思想をダンスで表現するタイプの劇団かな?」という
ザ・シュール感。3人分の給料が発生しているんだね
オシャレに関するトークでは
「俺は馬場ちゃん程オシャレな人を見たことがない」
高佐さんが英作文のように壮大な褒め言葉を発する。
困る馬場さん。仰けぞる尾関さん。
しかし続けて
“オシャレ過ぎる→理解できない→そんな服絶対に着たくない"
と、返す刀でナチュラルにdisり始める。天然こわい。
馬場ちゃんおかしいよ!と言われると「でもいい子なんですよ!」と
フォローをする樋口さんは、本人曰く"相方で保護者"だし。
ギースもお互いをフォローしあっているし。
仲良いコンビが集まってワイワイ話しているのを眺めるのは、
こちらまでニコニコしちゃいますねえ。