★渋谷らくご 1/10 昼席
瀧川鯉斗 新聞記事
三遊亭遊雀 風呂敷
三遊亭歌太郎 代脈
隅田川馬石 幾代餅
等しく30分ずつ持ち時間があるとはいえ、きちんと役割をわきまえているのか
最初の鯉斗さんは小噺とマクラを延々と繰り返す。
ネタやらないのかしら?と思った頃に新聞記事に入りました。
前座さんがいない代わりを担ったのかな。
しばらく見ない間に、遊雀さんが師匠然とした風格を手に入れているのに驚きました。
遊雀さんもお弟子さんがいるんですね。
「お客さん少ないように感じるかもしれませんが、ここを寄席だとしたら多分都内の
寄席の中でいちばん入ってますよ」(笑)
芸風は相変わらずこっっってり!
本日出色だったのは馬石さん。マクラも入れずに幾代餅に入った時は
30分しかないから大分駆け足になるのかしら、と考えたのに、絶妙に
刈り込まれてテンポが良く、それでいてしっかり感動する1席でした。
年の初めから良い人情話を聞きました。
キュレーターであるサンキュータツオさんによる丁寧なプレビュー&レビュー。
twitterの告知。WOWOWぷらすととの連携などが功を奏し、動員も徐々に
増えてきているようです。
★渋谷コントセンター 1/17 ソワレ
ペパーミントの風に吹かれて
ザ・ギース
シューレスジョー
ダブルブッキング
今までは持ち時間の使い方がバラバラでしたが、今月からは30分ずつ
まとめて与えられるようになったようです。
ペパーミントの風に吹かれては合唱部のネタが2~3個リンク。
バスケネタも楽しかったな。
神保町花月にお芝居を見に行くと、中堅舞台役者かな?と勘違いするくらい
いぶし銀の演技をするシューレスジョーさん。今までネタはあまり観た事が
なかったけれど、やっぱりお芝居上手いと一人コントが映える。
一番最初の「かわいいコックさん」がお気に入り。
ギースはお見合い、ラグビー、英会話強盗、先輩のマンション。
舞台が広いのでステップを踏みやすそうな高佐さん。
尾関さんはつけ鼻に違和感がないなあ。
先輩のマンションでは「うち、聖路加病院近いから」というなにげない台詞の
醸し出す東京の高級マンション感に唸る。さすが東京のコントメン。
ネタの終わりに数秒ピタリと止まり、暗転してからゆっくり動きだす美意識が
とても好ましいです。
川元さんの黒く危険なキャラでお馴染みのダブルブッキング。
複数のネタをまとめて観たのは今回が初めてなのですが、その中の2本
(知り合いだっけ?、貰ってません)がちょっと色の違う作品で驚きました。
川元さんがブラック過ぎず、キャラクターより展開の面白さ重視。
うわ~ダブルブッキングはこんなコントもあるのね!と、目をハートに
しながら観てしまいましたよ。軽やかで二人ともチャーミングだわ。
各出演者の色をこれだけ濃く味わえるのは、30分という長い時間を
続けて観るからこそですね。
集客に苦労しているようですが、私はとても好きなライブです。
芝居も落語も観に行く身としては、2500円という価格は決して高すぎるとは
思いませんし、なによりふかふかな椅子がありがたい。
30過ぎるとベンチシートも桟敷も厳しいのよ・・・・。
元が映画館なので座席にドリンクホルダーがついていて、上演中の飲食OKです。
Lサイズのコーヒーとチョコレートを買って席に着き、心地良いシートに
ゆったりと座りながら楽しむ生のコントもいいものですよ。