2015年1月22日木曜日

連雀亭で珍品落語

志ん輔師匠のプロデュースで始まった二つ目中心の小屋「連雀亭」。
ビルの1室とはいえさすが落語・講談専用なだけあり、高座・めくり・釈台完備の作りです。
唯一の欠点は・・・高座の天井の低さかな(笑)

★11/28 「私だけが知っている〜雷門小助六・桂夏丸二人会〜」
あいさつ
駒六    道灌
小助六  ひねりや
夏丸       太閤の猿
夏丸       橘ノ圓物語
小助六    両国八景
初連雀亭に選んだ会。
仲が良いお二人なので内輪話でもあるのかと思ったら、まさか珍品の会だったとは。
めっちゃレアな落語ばかりだ。道灌以外聞いたことがない。

どれぐらい珍しいかというのは人によって違うからなあ、と首を捻る2人。
とりあえず客席にアンケートをとってみることに。
\八問答知ってる人〜?/
「(見回して)はい。これくらいの珍しさでいいみたいです」

八問答知ってる半数くらいのお客さんも相当です。

芸協で他に珍しい落語をかける若手と言えば夢吉さん・・・て、ちゃんとマクラで名前が出てきたよ(笑)
協会によっても噺のメジャー度は違い、例えば芸協なら七度狐、落協なら安兵衛狐がかかるのでお互いあまり知らないのだとか。
へぇ~興味深いですね。

花助さんという名前に馴染みがあり、"小助六さん"にまだ慣れず。
どちらも素敵なお名前ですよね。
珍しい噺を掘り起こす勉強熱心さや、踊りの上手さ。
そして品のある佇まいに惹かれる若手の一人です。

夏丸さんもシュッとしていてかっこいい。お二人とも「様子がいい」と言うのかな。
着物姿も似合うし、夏丸さんは今日もやはり歌っていた。
平成の時代に、あんなに嬉々として昭和歌謡や懐メロを歌う人達を眺めるのは落語会くらいですよ。
太閤の猿はてっきり地噺かと思ったら…いや、やっぱり地噺なのかな…。
小助六さんの両国八景は、ずっこけっぽいストーリーの後に見世物を冷やかすやりとりがくっついた落語でした。