2014年1月3日金曜日

東京尖輪2013

ジンカーズ馬場さん主催。
出演者が尖ったネタをやるライブです。
樋口さんによると、この大会の最高顧問は松竹のアスワンチ会長
らしいですよ。

ここからネタバレします。気をつけてくださいね。

ネタでとにかく1番尖っていたのは日本エレキテル連合。
金持ちの変態気味な女が、趣味でペットにしている男を首輪で
つないで束縛し、男も舌を出してハァハァいいながら服従している。
ペットの餌皿に、ドックフードみたいに入れたグリーンピース
這いつくばらせたまま食べさせたり。
イッちゃってるなあ。ラストが謎のファンタジー具合。

囲碁将棋は飄々と下ネタ漫才を。
真顔でラジオ体操をキッチリやりきり、帰っていった浜口浜村。
そもそも有りネタが十分尖っているから、そのまま持ってきた
巨匠とダブルブッキング。

政治的に尖り気味な弾丸ジャッキー、宗教的に尖り気味なジンカーズ、
漢らしくまっすぐ尖る瞬間メタルの三組は、元々同じ事務所の同期だそうです。
当時の馬場さん(大学生時代)の尖り具合が、さすが
このライブを主催するだけある、と思わせるものがある。
シアターDの事務所ライブをエスケープしてSHIBUYA-AX!!


マヂカルラブリーのコントも、なんだろうあの不気味な味わいは。
公園で楽しく遊んでいた野田さんが、カービィに吸い込まれて
カービィになるんだけど。あれ、なんて言えばいいのやら。
野田さんに感じる岡田あーみんのキャラ感ね。
キャラといえば、ダーリンハニーのコントでは、長嶋さんが
マント姿に会話が全てブルースハープというスナフキン仕様で
大層キュートだったことをご報告致します。

ラブレターズは単独ライブ以来に見た同窓会。
終盤の展開が痺れるコントですね。2人のビジュアルがどこか
かわいらしく見えるので、例えば瞬間メタルとかマシンガンズのような
アウトレイジ的な雰囲気のある芸人さんが、このコントを演じるのも
見てみたいです。

後半、尖った回答を出すとポイントが入る尖り大喜利あり。
MCは馬場さんとギース高佐さん。高佐さんが答えるところも
見たかったけれど、皆の回答をテンポ良く処理するところも
よかったですね。なぜか、タケタリーノさんに厳しいのが笑える。
オラキオさんは大喜利が苦手なので、こっそり舞台裏で隠れていたのに
スタッフに「そういうのは認められませんから!」と捕まり
無理やり舞台に引きずり出されていました。

このコーナーは、ダブルブッキング川元さんの独壇場だったなあ。
元々、普通の大喜利でもダークサイドな回答を出す人なわけです。
そんな人に、尖った回答ほどポイントが入るなんて言うものだから
まあ黒いこと黒いこと!まっっくろ!
客席も舞台上もヒーヒー笑ってました。
例えば・・・駄目だ。何一つ書けないよ。

特に「芸人にキャッチフレーズをつけよう」のお題が、答えやすくて
みんな言いたい放題で面白かったなあ。
ここでも川元さん無双。「”おもしろくない!”○○」って。
馬場さんが正の字を書いて数えていたポイントが、川元さんの分だけ
フリップの角を曲がってあり得ないところまで伸びていました。

それと、日本エレキテル連合の中野さん!
ネタだけじゃなくて大喜利も狂ってるよー怖いよー。
手数も多いし、危険で笑える回答もバンバン出すので
D関無双はとりあえず、早急に彼女をブッキングすることを
オススメします。

次回開催は四年後!なんて言わずに、毎年夏季と冬季の開催を
期待しておきますね。