去年の11月に上演された「芸人狼」 in 青山円形劇場。
次回公演も発表されたので、覚書程度に残しておこうかなと。
MAN WITH A MISSION「hasta la vista」にのせて流れる
かっこいいオープニング映像はこちら。狼つながり?
出演はうしろシティ、鬼ヶ島おおかわら、オジンオズボーン、ジグザグジギー
ライス、ラバーガール。ラブレターズの溜口さんはMCでした。
役職は人狼、狂人、狩人、ハンター、占い師、騎士とベーシックなところで。
印象的だったのは初参加のおおかわらさん。
ルールを把握していないだけなのか、巧妙な計算をしているのか
見ていて全然わからない。
やたらとのけぞってカードを見たり、人をからかったり。基本的によく喋る。
人狼は喋りすると疑われる傾向にあり、また他も役職がつくと緊張してリアク
ションが固くなるのに。なんだろう、あのストレスフリーな振舞いは。
前回参加の鬼ヶ島野田さんとは、また別の混乱をまきおこしていました。
絶対頭いい人だしなー。でも、変な人でもあるしねー。
たくさん喋って盛り上げてくれる方が、見ている側としては楽しいので、
スパローズのいない静かめな今回の芸人狼を賑やかにしてくれた彼には、
敢闘賞を差し上げたいです。
本来のルールからは少々はずれるのですが、芸人狼では客席の
反応(最初の夜)から役職を探る、ということがよくおこります。
感心したような声があがると、かしこそうな人がそれらしい役職についた
んじゃないか?とか。
飛永さんが占い師になった時にそんな反応がありました。
ゲーム終了後のトークで
「もう~頭良さそうだから占い師っぽいとか!そういうのやめてよー」と、
かわいくフザけていました。
客席から爆笑がおこると、予想されるのが何パターンかあり。
・同じ人が連続で同じ役職につく
・あまりにもらしくない人が人狼になる
・コンビ2人で人狼になってしまう
今回はオジンオスボーンが揃って人狼になる回がありました。
ギャグでおなじみの篠宮さんは、動揺を見破られないように自分のカード
を見たらとりあえず叫ぶ!という面白い戦略をとる。
一方、高松さんかなり他人を疑う鋭い発言をして、自分に疑いを向けさせ
ないように、あえて防御のための攻撃をしていた感じ。
二人揃って見事に勝利!かっこよかったです。
忘れちゃいけないのはライスのお二人さん。
こちらはコンビ揃って気の毒だったなあ。関町さんに冤罪キャラがついて
いるもので、何のヒントも根拠も見つからない場合はとりあえず関町さん
を殺す、というお約束ができているものだから。
関町さんの相方というだけで、田所さんもついでに殺されるという。
しかし、最後のゲームでは関町さんがハンターを引いた!
あの殺されるだけでは終わらない、自分が死ぬときには誰かを道連れに
できるという、死に際に見せ場があるハンター!
・・・ああ、それなのに、あまりにも序盤で殺されたためヒントが全くない。
疑わしい人がわからないので、テキトーに選び。選んだ人は普通の村人で
まるで役にはたたなかったという。。。
あとは、いつも通りうしろシティ金子さんがかわいかったですよ。
あの人がフリップに字を書いている姿は、なんであんなにかわいいん
ですかね。
そして初MCだった溜口さん。
最初の説明からアタフタとして皆にツッコまれていましたが、ゲームが
進むにつれて慣れてきたのがよくわかりました。
ゲーム中は全く口出しをしない、あくまでも進行に徹するシンプルな
MCぶりが良かったように思います。(興奮して昼と夜を間違え、
音響と照明を戸惑わせたりもしたけれど)
特に夜のターン、円形劇場の真ん中に立ちゆっくりと回りながら
役職達に問いかけていく場面では、どことなく芝居がかっていて
演技力のある溜口さんの見せ場だったのではないでしょうか。
・・・あの場面、目が回るだろうな~大変だ。
そんな溜口さん。次回の芸人狼&スピンオフ公演の両公演で、
再びMC役に就任するそうですよ。
ごきぶりポーカーの時に「スラッシュパイルさんにハマれるかどうか
かかってるんだから!」と、欲望丸出しで叫んでいたけれど。
これはハマったんじゃないの?
残念なのは、次回の芸人狼も青山円形劇場だということ。
完全円形のため出演者が舞台を囲むように丸く並び、中心を
向いて立っているので、常に1/3くらいの人の顔が見えないんですよね。
背面になる方向だけでも決めて固定してくれると、ありがたいんだけどなあ