2013年8月30日金曜日

キングオブコント2013 準決勝一日目

キングオブコント準決勝1日目を見てきました。
座席によってかなり印象が違うらしく、私が座った1階席後方は体感としてかなり重め。
中央で見た人の感想と比べると 受けた→やや受け、やや受け→滑ってた くらいに
ダウングレードして感じたかなあ。
とにかく結果が出るまでに感想を書いておきたかったので、今日はダーッと思いのままに。
書き残したいと思ったコンビのみ。
 
ピレニーズ 電車の座席
本日のトップバッター。
1組目なのにしっかり笑いをとっていて上手に作られたいいコント。
ある意味繰り返しネタなのにくどくないし。まだ人力舎の芸歴2年目の若手さん?
 
アルコ&ピース 受精
明転したら全身タイツ(笑)
なんでこのネタ~?!と思ったけれど、見た目のインパクトがあって
タックルされながら平子さんの叫ぶ
「生まれてから辛いことあるけど・・・!辛いこと8割だけど・・・!」
に謎の感動も感じる。
 
巨匠 金田一少年の事件簿?!
髭のはじめちゃんと太いミユキ(セーラー服)でつかみはOK。
人吸い瓢箪は出てくるわフリップの絵は珍妙だわで。
会場全体が「次の展開はどうなるの?もっとちょうだい!」とワクワクしてました。
 
グランジ 爆弾処理班
一番好きだったかも!
カラッと明るいブラックで3人にみんないいキャラがついている、まるで赤塚不二夫漫画
みたいなドタバタコメディ。
賞レースの緊張感を100%忘れて見ることができる楽しいコントで大好きだー。
グランジは毎年準決勝までは行っているらしいけれど、今年決勝に上がっても
いいんじゃないかしら。きっと楽しくなると思うなあ。
 
夜ふかしの会 パンチラ抗争
全員ゴリゴリのヤクザで、演技も任侠モノなのにミニスカ。
笑いどころが全部パンチラ。く・くだらないーーーー(誉め言葉)
 
ジグザグジギー 満月の異変
絶対お掃除ロボットでくると予想していたので驚く。
でもこれも楽しいですね。狼男に怯えるのではなくて、変身に大騒ぎするから
近所にご迷惑がかかるのに困るという。
池田さんの放つ、簡潔にして磨きぬかれたフレーズ。
 
ギース アダモくん
やっぱりこのネタだ!何度見ても気持ちいい綺麗なコント。
「あ」でどれだけ会話を作れるかがキモなので、短くカットされてしまうのが悔しい。
本日は阿佐ヶ谷姉妹でした。ここで一番の爆笑どころになっちゃったね。
MCのあべさんも「確かに阿佐ヶ谷姉妹は侮れない・・・」とコメント。
 
鬼ヶ島 悪魔祓い
今年、私が偶然観にいったライブに出ていた鬼ヶ島はほぼこのネタだったような。
完璧に仕上がってる。和田さんのレッツ、ゲロン!がとにかく笑えるけど、私は野田さんの
正体が名乗りをあげるところが好きだ。
時間が短いと憑依したまま終わるのね。尺の関係でオチが変わっちゃうコントって珍しいよ。
 
ラブレターズ 初恋
溜口さんの狂気が本日もキレッキレ。
このコントは受ける時とすべる時の差が激しいので、これかけるのかーとドキドキした。
今日は成功だったようで。
「マミちゃんに食べられたい」が受け入れられるかどうかで決まるみたい。
笑いはかなりあったのだけれど、同じくらい受けているコンビが団子状態になっている場合に
選ばれにくい種類のコントかも。人によっては嫌悪感を感じる要因もあるし。
 
うしろシティ 上京する友を見送る
うしろシティの見送りシリーズ。
ジグザグ池田さんと同じで、このコントで金子さんが放つフレーズもギリギリまで
磨きぬかれた言葉を使っていて・・・輝いてる。
本当は賞レースの勝敗なんて気にせずに、ゆったりとした気持ちで味わいたい!
 
さらば青春の光 ROCK
下馬評1位のさらばがそのままぶっちぎりで駆け抜けた印象。
まー強い強い!喫煙所で会社の同僚がやってたロックライブの感想言うだけなのに、
なんでこんなに面白いんだろう。
普段のライブ用に書いたネタをKOC用に直して調整するコンビが多い中、
さらばはひたすらKOCだけを目標にして、KOCの舞台で一番映えるコントを作り続けて
持ってきた。その結果なのかもしれない。
 
 
 

2013年8月27日火曜日

イベンジャーズが熱い

<吉本が行っている様々なイベントを表から裏側まで掘り下げる。
それがBS吉テレのイベンジャーズ
他では聞けない情報を余すところなくお届けする30分>
 
番組概要はHPに書かれている通り。
要するに吉本のイベント紹介番組なのだが、表から裏側までの「裏側」イベント紹介が
やたらと面白い。
東京の劇場で例えるならば、表のルミネに対して裏側は浅草花月。
 
そう、あのどうかしているタイトルのイベントを連発することでおなじみの浅草花月。
今後も大木こだま・ひびきや中田カフス・ボタンがトリをつとめる渋い昼公演の裏で
怪しげなイベントが続々と開催される模様
(例)「梶原&池田のトークライブ!
   ~村上と西野が舞台やるから俺たちもやるよ!悪口も言うよ!~」
  「ドキ!プールがないのに水泳大会」(10月)
このイベンジャーズ、まず不定期レギュラーでソラシド本坊が現れるあたりが
すでに不穏な空気を放っている。
そして登場回数の多いイベント主催者が、なぜかレイザーラモンRG。
RGとずっと一緒に過ごせるバスツアーの紹介をすでに2回もやっている。
 
前回の
「緊急企画!! 富士山世界遺産登録間近おめでとう!!
RGが世界遺産の会議期間中に三保の松原であるあるを歌うことによって
三保の松原も奇跡を起こしたいバスツアー!」
のレポートは痺れた。こんなタイトルのツアー誰が行くの?という疑問とは裏腹に、
ちゃんとイベントが敢行できるくらいお客さんは参加している。
 
この後に祇園花月で行われた「バブル再来!伝説のディスコ復活~曲は、全部あるある~」
の映像が流れるのだが、イベントの冒頭でバブル時代の原色・肩パット・ミニスカ・
ジュリアナ扇子に身を包んだ女性達が舞台に現れて舞台で踊りだす。
http://gion.laff.jp/blog/2013/06/61-dbe2.html
 
「この女性の方々、全部お客さんです。ほぼバスツアーの方と被ってます」
 
かっこいい!RGよりもDJ KELLY(ギャロップ毛利)よりもお客さんがかっこいい!
レイザーラモンRGのグルーピーという生き方!
これ決して馬鹿にしているわけじゃなくて、こんなにノリが良くて素敵な女性固定客を
持っているRGは本当に幸せ者だと思った。
 
他にも二丁拳銃・小堀が自分の立ち上げた劇団の宣伝にやってくれば、当然のように
相方と相方の嫁がやってきて、みっちりフル尺を使ってお説教をかます。
劇団アニメ座がツアー紹介で登場すると、後から入ったはずの天津・向に劇団乗っ取り疑惑
が発覚してギャラの件で揉め始める。
先日アメトーークで好評だったハーフ芸人特集だって、数週前にほぼ同じ面子で
イベンジャーズでやっていた(アメトーークの練習かもしれない)
 
これからもよしもとの華やかなイベントの影に隠れた、怪しい魅力を放つイベントの
紹介を楽しみにしたいと思う。

2013年8月26日月曜日

バチバチエレキテる、9月で終わるってよ

・・・ということが昨夜のめちゃユルで発表されたようで。
ネット配信はほとんど見ることができなかったので、詳細についてはめちゃユル後に
配信されたうしろシティの話シティで補完しました。
メンバーには1週間前に知らされていたようです。
 
ビックリしたとかショックだったかと聞かれると・・・そうでもなく。
初回に「この番組はよっぽどのヒットがなければ秋で終わる」と濱口さんから
宣言がありましたしね。
予定通りの期間終了であり、打ち切りではないのでしょう。
そこまではハネなかった、ってことで。
 
半年契約を更新できなかったのはメンバーにとって悔しいだろうけれど、
ほぼ世間的に無名の若手芸人さんが、深夜とはいえTV番組メインとして世間に
名前を売ることができたのは幸運なことなのではないでしょうか。
プリマ旦那、カーニバル、うしろシティ、ラブレターズ、
ベイビーギャング、シリフリ、ニューヨーク、デニス。
 
今まであまり意識的にコント番組を見てこなかった自分にとっては、フジテレビの
若手コント番組ってこういう作りなのか~と。
まず、パロディコントが多い。人気ドラマや漫画のパロディならばわかりやすいし
局側・スポンサーからの要請もあるのかな。
オリジナルのコントが好きなのでこれは寂しい。
 
そして、いくらコントが上手くても、ひな壇でのガヤや立ち居振る舞いで目立たなければ
生き残るのは難しい。これは番組に限らずTVバラエティ全般なのだろうけれども。
ネットの感想を見ていても、コント以外のコーナーで目立たない芸人は
「芸人としてつまらない」「いる意味がない」という評価を目にすることが多く。
芸ができる人が芸人じゃないんだね・・・。うーん。
 
漫才師よりバラエティに馴染みにくそうなコント職人にとっては辛い現実であるけれど、
コントの評価が高く世間的にも知名度がある芸人になるには欠かせない要素なんだろうなあ。
バナナマンとさまぁ~ずはコントライブを続けつつバラエティはオールマイティでしょ。
ツアーも完売でDVD売上好調の東京03はコントだけで食べていけそうに
見えるけれど、ここに来るまでに角田さんのバラエティでの頑張りがあったのだろうし。
 
前にキングオブコントのファイナリストになった芸人さんが嘆いていたのを思い出す。
決勝に残るということは、その年日本に何百といる芸人の中で上から8組に入るということ。
日本で上から8番以内に入ったって、その後はバイトをしなければ生活ができない。
コントだけで評価され、職業として食べていくことはできない。
マイナースポーツ競技の日本代表に近いのかもしれない。
 
この構造を変える救世主が現れて欲しいものですねえ。

2013年8月23日金曜日

親族代表「第三次性徴期」

親族代表:嶋村太一 竹井亮介 野間口徹
ゲスト:峯村リエ(NYLON100℃)
脚本:ケラリーノ・サンドロヴィッチ、ブルー&スカイ、前田司郎、川尻恵太、福原充則、佐々木充郭
お客さんでパンパンのスズナリ。
ひな壇に組まれた客席なのに、通路と客席の間に無理やり1席づつ増やすものだから
端のお姉さんが怖がっているじゃないか。
 
コントをそれぞれ別の作家に依頼。事前にどのコントが誰の作なのかは知れされて
いないので、考えながら見てみたけれど全然わからなかったな。
ブルー&スカイさんだけは、多分これかなーと思ったものが当たった。
ケラ作品は後から考えてみればリエさんの○○役で判るね。
 
一番好きだったのが福原充則「小川町二丁目1333番地物語」。
スナックのホステスが付き合っている常連客の100万円を使い込む。
理由をただすと、なんと小平市の市長選挙に出馬する預託金として使ったという!
・・・しかも立候補するのは常連客(笑)
 
「夕方にアニメの再放送が見られる世の中に戻して欲しいのよ」
「DVD借りろよ!なんでTSUTAYAとGEOがあんなに争って出店してると思ってんだよ!」
 
「あたしだってサ、東京に憧れて立川に住んだこともあるよ。でも駄目だった。
あたしには・・・小平市しかないんだって!」
 
川尻恵太作の「だるまさん」。
だるまさんが転んだという遊びには、だるまさんの哀しい過去の教訓が込められていた・・・。
ヒカリゴケの漫才でもそんな設定見たばかり。
だるまさんだけじゃなくて「ともだち100人できるかな」にも、そんな寂しい思い出があったとは!
 
前田司郎「泣きながら15分で書きました」
摩訶不思議。まるで寝苦しい熱帯夜に見た夢のようにわけのわからない
展開が続く作品。
で、タイトルがこれ。シャレなのかマジなのか。
 
ブルー&スカイ「シマムラ引越しセンター」
女性客の引越しを担当すると、どうしても下着を盗んじゃう社員がいる引越し屋。
彼のため、この会社には盗んだ下着を返却するための部署がある。
繰り返す下着泥棒には、深い理由がありそうでなかった・・・なかったんだよ(笑)
リエさんのアンニュイな課長の演技が素敵。
 
佐々木充郭「AIR・・・」
野間口さんのきゃりーぱみゅぱみゅ
 
ケラリーノ・サンドロヴィッチ「竜太」
人質にとった子供が逃げてしまい困惑する犯人たち。
そこに子供の母親が交渉にやってきて身代金を値切りはじめる。
値切り方が素敵にナンセンス。
 
どれも1本が15分~20分くらいかな。
じっくり演技とストーリー展開を楽しめる長尺コントがやっぱり好きだ。
 

2013年8月22日木曜日

THE☆ネタ座

松竹がゲストを招き、主にネタを中心にかける「THE☆ネタ座」。
MCはTKO木本さん。
 
今回は漫才が座敷ボウラー、三日月マンハッタン、ヒカリゴケ、2丁拳銃。
コントがピーマンズスタンダード、ラブレターズ、ジグザグジギー、TKO。
ちょうど半々で観やすいですね。
コーナーは「あらゆる言葉をかわいくしてみよう」と「本当にあったある意味
怖い話」
 
印象に残っているのはヒカリゴケの片山さんの演技が強烈だった
「だるまさんが転んだ」。声の使い分けすごい。多重人格者。
コーナーで、片山さんがハイトーンで子供を演じた時の
こまっしゃくれた演技が絶品だったなー。
新喜劇の山田花子かと思ったよ!
 
そういえば私、てっきりヒカリゴケのコンビ名はひかりごけ事件から
取ったのだと思ってね。ほら、阿部サダヲみたいな感覚で。
きっと猟奇的なネタをやるコンビに違いない・・・と勝手な想像を
していたことを思い出した。
 
ピーマンズスタンダードはKOCでもかけていた遭難グルメリポート。
準決勝に進めなくて残念・・・行けると思ったのだけれど。
このネタみるとしらす丼が食べたくなる。
しかしお2人ともコーナーのトークエピソードが面白い!
 
2町拳銃はさすがの貫禄漫才。肩の力を抜いたまま笑っちゃう。
小堀さんがトークコーナーで溜口さんを再び「若い頃の藤井隆くんみたい」と
イジる。ジンカーズ馬場さん主催のカラオケナイトでの印象が相当
強かったご様子で。
エンディングで芝居の告知をすると
「それは相方の奥様に何か言われないんですか?」
「めっちゃ反対されてます!!」
 
三日月マンハッタンは沖縄のコンビなのね。
2人とも濃いお顔立ちで。「ある意味怖い話コーナー」は2人とも
沖縄ならではのエピソードが面白かった。
まるでスタンプカードのような扱いをうける不発弾(本物)
 
ラブレターズは単独ライブからさっそく「キラキラネーム」を。
このライブの翌日がKOC2回戦で、その調整のためにネタを
かけると思っていたので少々驚く。
確か単独の2本目で、そんなにウケ方が大きなネタではなかったので。
しかしネタ座でも歓声が沸いていたし、KOCでは場内爆笑だったらしい。
やはりこの辺りのネタのチョイスは素人じゃ全然わからないものだね。
さすがプロの判断と言わざるを得ない。
 
TKOはぬいぐるみコントでギャーと悲鳴あげそうになる。
いや、確かにぬいぐるみがしゃべるんだからテディとかモンスターズインクと
同じようなものだけど!ビジュアルが!
途中で目玉が片方落ちたよアワワワ。
コーナーではぼったくりバーを可愛く言ってみようというお題に対し、木下さんの
「ぼったくりバー チョコ味♪」
という回答が大ハマリ。
 
ジグザグジギーは「開店記念日」。
今年はきっとKOC決勝に行くだろうと下馬評の高いジグザグだけれど、
準決勝は何をかけるのかな~。お掃除ロボットかしら。
宮澤さんのある意味怖い話「三村じゃなくて大竹」はジワジワくる
エピソード。
 
普段は夜に開催されているライブが今回はお盆ということで昼公演。
客席にお子様がいたり、花火大会と掛け持ちのために浴衣姿の女性がいたり
お笑いファン向けというわけではないフランクさが心地よかったです。
あと、単純に小奇麗で明るい劇場はいいな。椅子も座りやすいし(笑)
 

2013年8月21日水曜日

ラブレターズ単独ライブ「YOU SPIN ME ROUND」

東京グローブ座でラブレターズが単独ライブ・・・グローブ座!
かつてここでシティボーイズ観た事を懐かしく思い出す場所であり、
まだ若手なのにこんな大きなチャンスを手にしたラブレターズは幸せ者ね、と
ご祝儀の意味も込めて発売日にチケットを購入しました。
 
当日、会社を定時に飛び出した私がみたものは・・・シャレにならない程のゲリラ豪雨~~!!
 
新大久保駅で老若男女が出口に固まり呆然と空を仰ぐ。
お天道様もこの良き日にそんなに暴れることないじゃないか。
長い傘を買った途端に雨が小ぶりになるというあるあるの洗礼を浴びつつグローブ座へ。
おお、お客さん・関係者・芸人仲間がロビーにぎっしり。ワイワイと賑やかに談笑している。
(以下、ネタバレします)
 
 
ムーンライダーズ「あの娘のラブレター」が流れて暗転をすると、胴着姿の塚本さんが
舞台にあがり空手の演舞を披露。次に溜口さんが現れてアカペラで歌を披露。
次になぜかこの2つをコラボ。溜口さんの妙な雰囲気の歌に合わせて塚本さんが「エイ!」
とか型を決めていて、なんだか無性にバカバカしい。
「YOU SPIN ME ROUND!」by溜口
 
わはははは!スタートがこれか~!
なんだかね、オープニングでお客さんの肩の力がフッと抜けた気がする。
注目を浴びはじめている若手が、あの大きな会場を使ってどんなライブをやるつもり
なんだろう?と、開演前は客席も固唾を飲んでいる空気があったから。
あ~こういうふざけた感じね!うんうん、広い劇場で精一杯遊びなさい。
見守るつもりで椅子の背に体重をあずけ、ニコニコしながら次のコントを待っていると再び
劇場に緊張が走る
 
・・・まだ最初のコントなのに溜口さんの声が飛んでるーーー!!!
 
ヤバイよーこれはヤバイよー。
落ち着いてよーく聞くと、普通に喋ったり歌ったりする分には声に問題はない。
ただし溜口さん特有のキレ演技をする時の絶叫、絶叫すると声が飛んじゃって
何を言っているかちょっと聞き取りづらい。
DVDの収録もしているらしいのに不運な・・・。
 
そんな天候やら体調やらのハプニングを乗り越えての90分。
観ていてひたすら楽しかったなあ。
実はASH&Dカラーというか、もっと構成や仕掛けに凝った作り方をするのでは?と予想
していたのだけれど。シンプルに「ちっちゃな2人がでっかい小屋で走り回っちゃうよ!」という
お祭りテンションでしたね。
最初のカラオケ空手、学校でのフリースタイルラップバトル、ステージの裏まで使って
縦横無尽に駆け回った閻魔事務局。
 
幕間映像では、台本書きに忙しい塚本さんの傍らで溜口さんが(余計な)アイディアを
考えては披露するという爆笑ネタが何本も。
好きだったのは、オレオクッキーをオセロに見立てて、白い石が必要になるたびに
溜口さんが黒いクッキー部分をモリモリ食べ続けなければいけない「オレオでオセロ」
素敵な歌が出来たからミュージシャンが出るネタを作ってくれ、と妙に哀愁のある
クレイジーケンバンドみたいな歌を披露するも、どうも歌詞が変な「WASHMAN」。
 
また、ラブレターズならではの学生コントも満載。
決してクラスの中心人物ではない、思考がもう痛いを通りこして怖い男の子がいっぱい出てくる。
ラストのどうしても女子のパンツが見たい「パンツ大作戦」を考える男の子が
一番爽やかだったかも。
 
溜口少年が量産するサイコ短歌怖かったなー。でもアレ作ってるのは塚本さんなんだよなー。
“どうしてみんな顔がないんだ!” “首から下が見つかりません!”
しかし猟奇的なのにギリギリポップさを保つ絶妙のバランス感覚もまた、塚本さんの特性なわけで。
いいフレーズいっぱいあった。
「ここからマドンナの伝説始まんだぞ!」 
 
 
不思議だなあ、ラブレターズ。
若手なのに成熟して緻密なネタに感心させられる一方、貴方達にはまだ早いんじゃない?と
心配になるくらい、大きくて無謀な目標を掲げて突っ込んでいく危うさを感じることもある。
 
私はいわゆる“青田買い”をすることがあまりない。
多分、“未熟な存在が育っていく過程を楽しむ”という感覚があまりないのだと思う。
こちらはお金を出しているのだから、その対価としてある程度のレベルは提示して
貰いたい。 
(そういえば落語にハマっていた頃も、達者な二つ目の落語会には通ったけれど、
前座の会までは行こうとは思わなかった)
もちろんその考えを突き詰めるとベテランしか見られなくなるので、さすがにそこまでは
いかないけれど。

ラブレターズに興味を持ったのは、演劇的なコントの造りと演技の達者さからだったと思う。
できる子たちだ!と意識的に追いかけ始めてから、彼らも年齢・芸歴なりの未熟さ(?)を持っている
ことに気がついたけれど、それが原因で気持ちが離れるということは今のところない。
いや・・ないどころか、どうやら私はその危うさや未熟さをとても可愛く感じるようになってきたらしい。
 
まいったなあ。これは困ったぞ。
この感覚を紐解いてゆくと、あらゆる欠点に目をつぶっても可能性に賭けて応援したい
超若手の子を支える、キラキラしたあの気持ちにたどり着くんだろう。
そこは憧れに手が届きそうに近く、意思の弱い私は時間とお金と気持ちをガッツリと持っていかれて
それでもなお甘美な世界なんだろう。
 
・・・・・・ダメよーダメダメ!
うっかり覗き込んだ世界に身を投げそうになり、慌てて自分を引き戻す。
他にもたくさん趣味があるのにこれ以上深入りしちゃ危険でしょ!
お金も時間も限られているのだから。普段の生活をもっと大事にすると決めたのだから。
 
自分の全てを投げ打って好きなものを追いかける、身が震えるような幸せも懐かしいけれど・・・ね。
 

2013年8月19日月曜日

イベントだらけの一週間

キングオブコント2013 準決勝進出者発表!
THE GEESEとラブレターズが入っていて一安心です。
 
今年の夏期休暇は旅行を計画しなかったため、調子にのって
毎日予定を入れてしまった。
結果、真ん中あたりで息切れをする・・・もう若くないのにねえ。
 
8/10 ロビンソンズ単独ライブ「いろいろ」
 
8/11 夏コミ
 
8/12 ラブレターズ単独ライブ「YOU SPIN ME ROUND」
 
8/13 神楽坂でフレンチランチ、夜飲み会
 
8/14  親族代表「第三次性長期」
 
8/15 ミュージカル「アメリカン・イディオット」
 
8/16 キングオブコント2回戦、ザ・なつやすみバンド&図書館ライブ
 
8/17 ネタ座
 
8/18 すごろく夜、若武者

2013年8月9日金曜日

立川こしらさんの視線

不思議な新真打・立川こしらさん。
気がつけば真打昇進も果たしていた立川流の異端児。
能天気でいい加減な人かと油断していると、フリートークの中で
驚くような鋭さ・怖さ・発想力をチラつかせてこちらを驚かせる。
今回はおすすめpodcastで、そんなこしらさんになんだか感動を
させられたおはなし。
 
新ニッポンの話芸podcast
 
広瀬和夫氏プロデュースの落語会「新ニッポンの話芸」にお客さんを
呼び込もう、という主旨で落語会メンバーのトークを配信しているポッドキャスト。
メンバーは立川こしら、三遊亭萬橘、鈴々舎馬風&広瀬和夫さん。
 
始まった頃から聴いているけれど、このポッドキャストが滅法面白い!
3人の落語家は、公式に書かれた
“古典落語を窮屈な様式美の世界に閉じ込めることなく
「現代に生きる大衆芸能」として提示”しようとしている若手、という説明が
ズバリとあらわしていると思う。
 
萬橘さんは古典の世界から逸脱しないギリギリまで手を入れるタイプ。
馬るこさんは新作も手がける大胆の改作タイプ。
こしらさんはトリッキーな改作。
落語マニアからは出てこない現代的な発想にびっくりさせられつつ意外に元の話に忠実。
 
3人が落語界のゴシップを出してご機嫌を伺いつつ(笑)、落語ファンが
是非聞いてみたい話題を色々取り上げてくれるのです。
 
 
◆気になる若手をピックアップ
 
自分達よりさらに若手で、最近注目して欲しい落語家を紹介する回。
言葉をにごしてあまり具体的な名前をあげない萬橘さん。
すでに若手の新作派のために「虎の穴」という落語会を立ち上げて
応援している馬るこさん。
 
こしらさんはいつものように他の人の話題にちゃちゃを入れつつ、立川流の
話題を求められたら、驚くほどスラスラとおすすめの弟弟子を挙げだす
しかもその人選が的確で、プロデューサーの広瀬さんが
「へ~!ちゃんと見ているんだねえ!」と驚きの声を上げるほど。
 
あんなに普段「俺は自分のことしか興味ないんで」というポーズをとっている
こしらさんが・・・。しかも、その注目の若手の中に残念ながら志らく一門が
入っていないという事実も分析(後かららく人さんの名前は出している)

以前2011年7月16日の日記で、真打前のこしらさんに落語家らしさが見えてきた気がする
という感想を書いたけれど。
きちんと立川流の弟弟子を見る目線が備わっているんだね・・・。
立川流一門会に出るようになったことも大きいのかな。
なんだか嬉しい驚きでした。
 
 
◆好きな落語って何?
 
一番好きな落語は何?という、単純だけれど落語家さんに是非聞いてみたい
話題だった回。
 
こしらさんは、タイトルわかんないけど宝くじ当たっちゃう人の話、みたいな説明を
していたので富久かと思ったら「水屋の富」でした。えっ、渋いぞ!
個人的な話ですが、私は水屋の富は苦手で。
以前にさん喬師匠で聞いた時、あまりに描写が巧くてリアルで。
水屋さんの苦悩が自分にのしかかるように苦しくなっちゃったんだよね・・・。
 
でも、こしらさんによるこの落語の解説に目が覚める思いをした!
以下、正確ではありませんが
 
「テーマを履き違えちゃう人のおかしさ?
大金が当たったんだから持ってどっか行けばいいのに、こいつは
それが出来ないんだよ。仕事辞めると周りに迷惑かかるからって。
 
現在で言えば3億円くらい当てた人でしょ?
3億あるなら、多少人に迷惑かけるくらいいいじゃん無視すれば。
それなのにこいつは「いや、後任が決まるまで私は仕事続けますんで」て
辞めないんだよ。
でもさ、こいつの仕事ってオフィスビルに朝早く来てトイレ清掃するような
大した仕事じゃないんだよ。
この小市民ぶりが大金が手に入ったという大雑把さに勝てないっていうか、俺はそこが超面白いんだよね~」
 
うわー、そういう視点で水屋の富を見るのか!
そう考えるとまるでこの噺がちょっと不条理なコメディに感じてきた。
こういう感性で落語を改作するから、こしらさんの落語は面白いんだなー。
 
先日は私の大好きなムーンライダーズの白井さん&武川さんと組んで
なんとフジロック出演を果たしてきたこしらさん。
昔から変わらないようで、でもどこか進化している予感を感じつつ。
読めないというか食えないというか・・・不思議だなあ。
定点観測したくなる落語家さんなのです。

東京コントメン

3ヶ月に1度開催と、ゆったりとした感覚のASH&D主催ライブ。
シティボーイズの事務所がやっているライブなんだ、と興味を持ち
結構長いこと見ているのですが、逆に言うと
「お笑いライブはコントメンしか見たことない」という時期が長かった。
 
だからかな、客席の反応が私には心地いいんですよね。
一般的なお笑いライブに比べると、客席に男性が多くて年齢層も高く
落ち着いている。演劇の客席に近い気がする。
前のめりになって笑わないけれど、腰を落ち着けてゆったり楽しんでいる感じ。
 
ラブレターズはSKY HIGH。
あのトラブルが機長の故意、ということになってから少々苦手な
ネタになっちゃったかも。なんか笑え…ない…よ?
フライト中の飛行機の窓を開けて(!)捨てる、というリアリティのなさが
どうにも引っかかる。うーむ。
 
続くシリフリがなんと飛行機のCAさんネタで飛行機かぶり!
原さんが冒頭でラブレネタをちょっといじってました。
シリフリのネタを初めてちゃんと見て、松丸さんのキャラは魅力的だなぁと
思うと同時に、ポッチャリ女性芸人(ニッチェ江上さん、柳原加奈子さんetc)
から醸し出される、あの同種類の高い演技力はなんなのかしらと。
バチバチエレキテるで演じた女性プロデューサーも絶妙だったよねえ。
 
与座ひろあきさんのピン芸がヘリコプターで、まさかの乗り物かぶり3組目。
ここでヘリコプターの操縦桿が取れたら完璧だった。
ラバーガールは新ネタ会議でおろしていた動物園レース。
受けてた受けてた!やたらと象を予感させる大水さんの台詞・・・からの蟻。
 
新人コントメンコーナーは優勝したシンボルタワーのタクシーが
ぶっちぎりで面白かった。
数限りない霊障に襲われているのに、本人のスルースキルで全く
気がついていないタクシー運転手。
私が見始めた時から彼らは新人コーナーに出ている気がするけれど。
まだ所属にならないのかなあ。大福君も長いよね。
 
阿佐ヶ谷姉妹の阿佐ヶ谷日記7月編にもう一度出会えて嬉しい。
元ネタよりだいぶカットされて短くなっていたけれど、オリジナル版を見れたのは
大器晩成ライブへ行った者たちだけの喜びなのだ。
THE GEESEはア行のネタ。このコントの完成度ったら何度見ても溜息もの。
理系の学者が数式を見て「・・・美しい!」と呟くのに似たり。
 
エレキコミックは手島優。
辛いときには手島優さんの言葉とおっぱいが力をくれる!
 
今回のエンディングはやついさんがかき回しまくる。
誰が一番手島優との関わりがあるか選手権。優勝は某さんの
「仕事でご挨拶してツイッターをフォーローしたけれど、フォロー返して
くれないから、こっちからはずしてやりましたよ!(ドヤ顔)」
与座さんが旧知のムロツヨシMCを巻き込んでヘリコプターミニコントを
仕掛けるも、頑として乗らないムロさん。
 
ラブレターズと阿佐ヶ谷姉妹の奇妙な先輩後輩関係にツッこみ、
まるでホームのようにくつろいではしゃぐラバーガール。
仲良くきゃっきゃ騒ぐ芸人たちを舞台の端から眺めて、誰よりも
爆笑しているムロさん。
 
3ヵ月に1度と言わず隔月くらいで開催して欲しいな。
ASH&Dと仲間達をもっと身近に感じたいから。

2013年8月8日木曜日

ICC「オープン・スペース2013」

新国立劇場へ「OPUS」のチケットを取りにいくついでに、
オペラシティ内のICCを覗いてみた。
ICCはNTTの持つギャラリーとでも言えばいいだろうか?
 
現在はメディアアート関連の「オープン・スペース2013」が開催中。
この展示会で印象的な作品に出会った。
 
八谷和彦「見ることは信じること」
 
“展示室の中に設置された電光掲示板は,赤外線LEDで大部分が
構成されているため文字には見えず,一部の可視光LEDの明滅だけが
肉眼で見られるようになっています・
 
ただし専用のヴューワー「ヒツジ」を通して見ると,発表当時開催されていた
《メガ日記》というプロジェクトで集められたテキストを読むことができます。
 
1995年に始まった《メガ日記》は,パソコン通信やインターネットを通じて,
さまざまな人たちに日記を書いてもらう試みでした.
作者は,プロジェクト開始のきっかけとして,世界中の人が書いた日記を収めた
図書館が夢に出てきたことを挙げています.
ブログやTwitterをはじめとするウェブ・サーヴィスが浸透した現在では,
作者の夢に出てきた図書館は,ある意味で実現したといえます.
 
もちろん,知ろうとする意志がないかぎり,他人の生活が私たちの目に
触れることはありません.
たとえ見たとしても,その人のことを完全に理解することはできないでしょう.
「ヒツジ」を覗き,誰かがいつかどこかで書いた日記を読んでいると,断片的な
情報から他者の存在を想像し,知ろうとする努力によって,コミュニケーションが
まがりなりにも成立しているのだということが感じられるのではないでしょうか.”
 
<ICC ONLINEより抜粋>
 
この「ヒツジ」、見た目はまるで夏休みの工作のように単純な形の箱なのだ。
その無骨な箱を通して掲示板を覗くと現れる、1995年に書かれた誰かの日記。
しかも、このプロジェクトの最後の日に書かれた文章を集めたものだという。
 
1995年といえばまだ生活にネットが浸透せず、詳しい一部の人たちだけが
「世界の人たちとこんな風に繋がっているなんて、なんだか夢のようだ」と感じながら
キーボードを叩いていた頃だろう・・・ほんの20年前のことなんだよね。
 
調べてみるとこの「ヒツジ」、星の王子さまで飛行士が
「君のヒツジ、この箱の中にいるよ」
と渡した箱がモチーフになっているとわかった。
ああ、それで作品のタイトルが「見ることは信じること」なのかな。
大事なことは目に見えない、と王子は言っていたけれど。
電光掲示板に流れる文字はそのままでは「目に見えないもの大事なもの」
その大事なものを「ヒツジ」を通して見る。
 
なんだか他人の昔の夢に取りこまれたような、不思議な感覚を味わえた
作品だった。
 

他にも面白かった作品が色々↓
 
ノヴァ・ジャン 「イデオジェネティックマシン」
 
キーボードのEnterキーを押すと前方のスクリーンに、モノクロで
淡い線のコマ割りされた漫画が現れる。
しばらくそれを眺めているとスクリーンに「3,2,1」とカウントが
始まり、0でちょうど自分の目の前に設置されているカメラで
私の顔を撮影。
 
撮影された私の表情がスクリーンのコマの中に取り込まれる。
つまり、私が漫画の一部になる。
写真がそのまま使われるのではなく、淡い線でなぞり描いたような
絵になり、漫画の中に使われても違和感がない。
 
希望者はこの映像をメールで送ってもらえると書いてあったので
嬉んでEメールアドレスを登録してきたのに、なぜかまだ届かないんだ。。。
 
 
 
鈴木康広 「自針と分身」「まばたき証明写真」
 
これは簡単。
指定された床の位置に立つと、時計の針が自分の全身写真になる。
私が時計の中をぐるぐる回る。
 
まばたき証明写真は街角にあるインスタント写真撮影と同じようなブース。
料金を支払って(有料)撮影するのだけれど、まばたきをした瞬間
シャッターを切る設定になっているのだ!
絶対に目をつぶった写真が撮れるという逆の発想?
 
 

2013年8月5日月曜日

Maseki Geinin Collection

初めてのMaseki Geinin Collection。
 
今まで行ったどの事務所ライブより客席誘導が丁寧。
どうやらお手伝いしているのは所属の若手芸人さんらしい。
公式Twitterは更新頻度も高く、内容もお笑いに対する愛があり。
毎月主催のライブの数も多く。
気になる芸人を見つけて検索をすると、公式のマセキチャンネルで
すぐに動画をチェックすることができる。
 
マセキ芸能社はいい事務所ですねー!!
 
以下、順番ばらばらだよ。
 
モグライダー
初めてみた時にエルシャラカーニみたいと思っていたら、若武者で
清和さんが「おれ、芝の苦労めっちゃわかるわー」と親近感を持っていたので
やはり同じジャンルなんだな!
芝さんが花組芝居の八代さんに見えてしょうがない。
バスのネタがよく受けていて一気に開場を温める。
バスの停留所アナウンスって独特だよねえ。
 
ドリーマーズ
煙草吸ったことない俺が禁煙したばかりのお前より不健康なわけがない。
見るのまだ2回目なのに「アセチルコリン」という単語を覚えてしまった。
自作自演と聞いたときに、言われてみれば・・・えっそうかな?と
一瞬騙されそうになる。
 
ニューヨーク
自衛隊の休日
外にお呼ばれする時のネタはこれなのかな。
服が好きなのとお洒落は違うんや。
バチバチエレキテるで人気急上昇したのが判るや否や、
よしもとがトークライブや単独をガンガンやらせてくれるように
なったらしいです。
「手の平返してきました」
 
シソンヌ
新ネタ会議でかけていた海鮮鍋のネタ。
あの時からあまり改変は見られなかったかな。ん~もしかして
鍋が大きくなっていたかもしれないね。
 
瞬間メタル
漢ミュージカル・・・!♪まーさーかーまさかっ
今まで見た中で最も上手い
「久しぶりにあった友人の背骨を抜く」マイムでございました。
彼ら以外で見る気がしないけれど。
やってることくだらないのに、パントマイムというか演技が異様に細かくて
しかも上手くて、んもうこの人たち首から龍を下げて何やってんの(笑)
 
ルシファー吉岡
空とブラ。
笹公人がいい感じで短歌に取り入れてくれそうな対比。
いいわーー熟練の味わい。
 
ラブレターズ
少年の異常なる初恋。
「はい、初恋ストップです」 まみちゃんが危険だからです。
キャーーーー!と袖に向かって駆け出した後、しょんぼりしながら
先生に手を引かれて帰ってくる様子が大好き。
何度もかけて調整しているということは、今年のKOC用の
ネタなんだろうか。ムロバナシでかけて会場中の女性に
ドン引かれていたけど・・・だ・大丈夫?!
 
オジンオズボーンズ
日にちがたったらもうひたすら笑ったことしか覚えていない!
ラストの畳みかけが楽しくて、ゲラゲラわらってたら頬の奥が
痛くなっちゃった。
 
ツィンテル
男なの?女なの?
限りなくベタなのに、そのベタ加減をテンポ良く演じてくれるから
ひたすら見ていて楽しい&心地いい!
この日一番笑ったよ。
倉沢さんのビミョーな長さのウィッグ。野暮ったい女性にも
こじらせナルシスト男にも見える絶妙な芝居。
刑事を演じる勢登さんは、アメリカのカートゥーン漫画から
抜け出してきたキャラのよう。
 
ジグザグジギー
出た、高性能お掃除ロボット!
ロボ宮澤の起動音は客席も心臓に悪いくらいうるさい。
どうやらリハ中もこの音で楽屋がピリッとするらしい・・・。
何度みてもロボ宮澤の不満顔(ご主人様に向かって!)が面白い。
 
ニッチェ
会場に手作りうちわで応援に来てくれるちびっこもいる。
そんな人気者ニッチェは相撲コントで、あまり女子的ではない
ワードを連呼されておりました。
ちょ!会場のお子ちゃまが!w
 
ナイツはいつもの♪
OPとEDの司会がナイツで、塙さんが超楽しそうに若手をいじる姿が
微笑ましい。お笑いが好きな人なのだな。
そういえば前に、雑誌のインタビューでキングオブコントについて語っていたのを
見たこともあるよ。
告知コーナーで感じた所属芸人さん達の一体感にもなごなご致しましたとさ。