2013年8月23日金曜日

親族代表「第三次性徴期」

親族代表:嶋村太一 竹井亮介 野間口徹
ゲスト:峯村リエ(NYLON100℃)
脚本:ケラリーノ・サンドロヴィッチ、ブルー&スカイ、前田司郎、川尻恵太、福原充則、佐々木充郭
お客さんでパンパンのスズナリ。
ひな壇に組まれた客席なのに、通路と客席の間に無理やり1席づつ増やすものだから
端のお姉さんが怖がっているじゃないか。
 
コントをそれぞれ別の作家に依頼。事前にどのコントが誰の作なのかは知れされて
いないので、考えながら見てみたけれど全然わからなかったな。
ブルー&スカイさんだけは、多分これかなーと思ったものが当たった。
ケラ作品は後から考えてみればリエさんの○○役で判るね。
 
一番好きだったのが福原充則「小川町二丁目1333番地物語」。
スナックのホステスが付き合っている常連客の100万円を使い込む。
理由をただすと、なんと小平市の市長選挙に出馬する預託金として使ったという!
・・・しかも立候補するのは常連客(笑)
 
「夕方にアニメの再放送が見られる世の中に戻して欲しいのよ」
「DVD借りろよ!なんでTSUTAYAとGEOがあんなに争って出店してると思ってんだよ!」
 
「あたしだってサ、東京に憧れて立川に住んだこともあるよ。でも駄目だった。
あたしには・・・小平市しかないんだって!」
 
川尻恵太作の「だるまさん」。
だるまさんが転んだという遊びには、だるまさんの哀しい過去の教訓が込められていた・・・。
ヒカリゴケの漫才でもそんな設定見たばかり。
だるまさんだけじゃなくて「ともだち100人できるかな」にも、そんな寂しい思い出があったとは!
 
前田司郎「泣きながら15分で書きました」
摩訶不思議。まるで寝苦しい熱帯夜に見た夢のようにわけのわからない
展開が続く作品。
で、タイトルがこれ。シャレなのかマジなのか。
 
ブルー&スカイ「シマムラ引越しセンター」
女性客の引越しを担当すると、どうしても下着を盗んじゃう社員がいる引越し屋。
彼のため、この会社には盗んだ下着を返却するための部署がある。
繰り返す下着泥棒には、深い理由がありそうでなかった・・・なかったんだよ(笑)
リエさんのアンニュイな課長の演技が素敵。
 
佐々木充郭「AIR・・・」
野間口さんのきゃりーぱみゅぱみゅ
 
ケラリーノ・サンドロヴィッチ「竜太」
人質にとった子供が逃げてしまい困惑する犯人たち。
そこに子供の母親が交渉にやってきて身代金を値切りはじめる。
値切り方が素敵にナンセンス。
 
どれも1本が15分~20分くらいかな。
じっくり演技とストーリー展開を楽しめる長尺コントがやっぱり好きだ。