三十路女の漫画好きとして悩む。
一般生活において友人、知り合い、お付き合い対象の異性にどこまで
カミングアウトできるのか。
「漫画がいまだに好きで読んでます」
これはOK。たぶんOK。
「日程が合えば夏コミと冬コミにはできるだけ足を運んでいます」
これはたぶんNG。本当のことだけどNG。
「月に1,2回は漫画喫茶に行って漫画のまとめ読みをします」
・・・どうだろう?
そこまでして30代でそこまでして漫画読むとか引くわ!と思われるかなあ。
大人ならちゃんと金出して漫画買えよ!という意見には
「興味のある漫画全部買ってたら破産するわ!」
と、うつむきながら反論させていただく・・・。
何しろ漫画喫茶は思いがけない作品との出会いが楽しいじゃないか。
大判の漫画は値段も高いから自分では積極的に買わないけれど
ちょっと興味あるものを気軽に読むことができる。
今回の素敵な出会いは東村アキコ「かくかくしかじか」。
東村作品は肌に合うものと合わないものがあってひまわりっ、海月姫は好きで
主に泣いてます、ママはテンパリストがちょっと苦手。
今回の自伝的作品「かくかくしかじか」はいいなぁ~。
サブカルこじらせて美大進んだイタい感じが包み隠さず出ていて、読んでて
なんかこう「ごめんなさいっっ」と笑いながら胃がキリキリしちゃう、みたいな。
10代~20代の頃に読んだら「えーでも結局今は美人だしリア充じゃん」と
いう僻みで斜めにかまえたかもしれないけど。さすがに今見ると、自分の
こじらせ体験をここまでエンターテイメントでポップに昇華させたのは凄いなぁと
感心しきりです。
こじらせ体験をポップに、という点で前に書いた久保ミツロウ&能町みね子ANNの
リスナーは「かくかくしかじか」読んでみるといいかも。
彼女、ラジオにも出ましたしね。
そのときに「かくかくしかじか」売れてないって愚痴っていたしw
さて、これから新刊コーナー荒らしてサンレッド、ましろのおと、銀の匙、
町でうわさの天狗の子、さんすくみゲットしてくる!