2013年5月16日木曜日

スパローズ「ビジネスクズ」

前回単独の伝説を聞く
そのライブでは打ち上げ代欲しさに芸人が募金箱を持ち
客から金を募るという・・・
 
みんな大好きスパローズ!現ナマ大好きスパローズ!
「ビジネスクズ2」に行って来たよ~!
 
身近にいると借金申込まれそうで困るけれど、離れたところから
クズな人を眺めるのっておもしろいわー。
もちろんそれは「エンターテイメントに昇華されたクズ」だからで
あって、ゲスさと楽しさの調整バランスが絶妙。
 
コントでは保育園が好きだった。
幼児をネタにギャンブルという混ぜるな危険!な2つをがっつり融合。
かわいいくまさんエプロンから飛び交う千円札にもう笑うしかない。
あと、スパローズが保父さんという設定がすでにギャグです。
クズがやっちゃいけない職業だよー。
 
コントもいいけれど、やっぱりスパローズは漫才師だなあと思う。
コントは役柄を演じるもので漫才は内面を出すものだとすると、
身体から滲み出るクズっぷりを笑いに変換する彼らならば漫才でしょ。
ラストで披露した、卒業式の呼びかけ風に自分達の経歴を振り
かえるのが最高。
 
「はじめての債務整理!」(さいむせーり!)
「お世話になった先生方!」(弁護士のね!)
 
ライブも終盤。
おなじみマネージャーからよりによってライブ中に
 
「キャンセル多くてこのままだと赤字になりそうです。
音響さんのギャラ分出せません・・・募金、いけそうですか?」
 
とテンションがだだ下がる報告が飛び込む。
 
ふざけんな!何がビジネスクズだ、これじゃボランティアじゃねえか!
激高する2人。そして予定にはなかった伝説の募金が、楽日のみ復活することが決定。
あらかじめ仕込んでいるネタじゃない証拠に、今回の募金箱は
袋にチラシを貼っただけという急ごしらえ仕様でしたよ。
 
「募金しない方も謝らないでください!そのまま行って下さい。
いいんです!ホントいいんで!」
 
Twitterを見ると楽日以外に行ったファンによる
「ええっ、私も募金したかった!」という嘆きのツイートがちらほらと。
募金したい系芸人スパローズ。
みんな、ちょっとだけクズに触れてみたいんだきっと。
 
次回ライブで水の入った容器的なものをロビーに用意してくれたら、お客さん
喜んで財布の中の一円玉と五円玉を投げ込むと思うよ!