阿佐ヶ谷姉妹 渡辺江里子さん
IPPONスカウト優勝&IPPONグランプリ出場おめでとう!
ダウンタウン松本さんがチェアマンを勤める「IPPONグランプリ」。
有名芸人がキャスティングされる大会の最後の出場者は
「IPPONスカウト」と呼ばれるテスト&オーディションにより選ばれた。
それがなんと・・・エリコさん!
「IPPONスカウト」のラスト部分がドキュメンタリー風
になっていて、見ていて胸が熱くなった。
中野の視聴覚ホール?で突然のサプライズ発表を受け、
「うそー!いやー!ちょっと待ってー!」とパニックになり崩れおちる。
見切れる三拍子やウエストランドw
大竹まことさんからの激励メッセージなんて、画面に大竹さんが現れた
時点ですでに号泣しているエリコさん。
またこのメッセージが一見口が悪いけど温かいんだ!
あんな虎の穴みたいな猛者が集う場所に、素朴な彼女が
放り込まれるのを心配しているんだよね。
俺がお父さんなら出さないよ、もうお前出なくたっていいよ、
お茶だけ濁して帰って来い!だって。
大竹さんマジお父さん・・・と見ているこちらも貰い泣き。
しかし、お茶だけ濁すなんてとんでもない。
本選でのエリコさんは歴戦の猛者に振り落とされることなく
凛と戦い続けた素晴らしい戦士だった。
なかなかポイントが入らずとも手が止まることなく、歌ネタあり、
おばちゃんネタあり、イラストも使うバラエティに富んだ回答。
エンジンがかかってきた頃に終わってしまったけれど、ワクワク
するほどの大健闘。すごいすごい!
東京コントメンなどの小さなライブで阿佐ヶ谷姉妹のネタを
見る時、会場のみんなに愛されている姿に微笑ましさを
覚えながら心配もしていた。
「こういうヘタうまなキャラクターはニッチなお客さんには受ける
けれど、大舞台のコンテストやTVの番組では厳しいだろうな。
将来どうするんだろう?」
こんな上から目線で、しかも見る目のない過去の私をポカッと
殴って説教したいよ!
歌ネタ王の決勝に進み、IPPONグランプリの椅子を勝ち取り、
ごきげんようでサイコロ投げて当たり目出しているんだよ!
IIPPONスカウトのラスト。
阿佐ヶ谷姉妹の衣装であるピンクドレスを意識したピンク色の
ブラウスに、彼女に似合いのすっきりとした紺ブレザーを着て、
TV用のメイクを施されたエリコさん。
会場の大歓声を聞きながら舞台裏で天井を見つめ、一つ頷くと
照明の光の中へしっかりとした足取りで歩いてゆく。
そして、誰よりも優雅に深く一礼をした。
ああ、なんて美しいんだろう。
背筋の伸びるような美しさ。
この場面と、IPPONグランプリ本選で音楽と共にあの
黄色と黒のイラストで「1/1325・・・渡辺江里子」と出る場面を
くり返しくり返し見てしまう。
出場後の阿佐ヶ谷姉妹ブログで、謙虚さと周りへの感謝を忘れない
エリコさんの誠実な人柄にあらためて感じ入る。
こんな人が報われるような世界であって欲しい、と思う。