2013年5月14日火曜日

MARINOA~musical mall〜

普段アンサンブルとしての出演が多い4人の俳優さんによる
ミュージカルライブ。
安部誠司さん、奥山寛さん、南海まりさん、真記子さん。
ほぼ全曲ウィーンミュージカルからの選曲でした。
MA,レベッカも入っていたし、日本で上演したウィーンものは全て
網羅していたんじゃないかな?
 
去年クリエでやったウィーンミュージカルコンサートにも出演して
いた実力派揃いということで、もう笑っちゃうくらい上手い!
そういえばあのコンサートで一番感動したのは人数少ないのに
レベルが高かったアンサンブルの質の高さだっけ。
 
特に真記子さんが素晴らしかった~。
声の高さは中域くらいがメインなのかな?
ハリが合って力強いのでMAのマルグリットの歌なんか絶品。
TdVのマグダもいい。それでいてMozart!のナンネールも上手に
歌いこなせる。
終わりのない音楽はいい歌だよね。
 
男性メンバーだと奥山さんも爽やかでステキ。
スッと耳に入ってくる素直な歌声。お若いのに落ち着いている・・と
思ったら子役からミュージカルに出演されているそうで。
 
で、ここで名前が明かせないシークレットゲスト(大人の事情)が
現れたのですが、この歌声がも~~~~!
100人入らないくらいの小さなライブハウスで聞くのが
勿体ないほどのワンダフルでマーベラスでビューティフルな体験で
ございましたよ。ありがとうございますっとひれ伏す勢い。
 
なんかこう、しみじみ考えてしまった。
皆さんが歌っている時には
「うわ~すごい。なんでみんなアンサンブルなの?メインでいけるよ!」
と思ったのだけれど。
ゲストさんが現れて歌ったときの圧倒的な雰囲気と華。
その瞬間に4人が後ろでピシッとアンサンブルの空気を出して
コーラスに回ったのを見て、なんだろう、こう胸がモヤモヤした。
 
決して「やはりメインとアンサンブルは違う」なんて感じたわけじゃない。
華というのは大きな役を与えられて、段々と身についていくものなんだと思う。
最初は窮屈だった服が身体に合ってくるように。
彼らがメインで活躍している東宝の舞台では、あまりにもその機会が
少ないように感じて切なくなる。
 
よく言われているけれど・・・上が詰まりがちだよね(苦笑)
岡さんや石井さんなんて15年~20年前にミュージカルの主役
としてもっとガンガン活躍するべき人だったと思うなあ。
 
実力あるミュージカル俳優さん達に光があたる未来でありますように!