2013年5月11日土曜日

かわかみじゅんこ「パリパリ伝説」

漫画喫茶で読み続行中。

実は漫画喫茶にきて一番最初にすることは新刊チェックじゃなくて月刊・季刊の
女性漫画雑誌をまとめてチェックすること。
最近の本屋さんでは雑誌が緊縛状態で立ち読みが難しいので。

LALA、メロディ、conohana、ヤングユー。
新連載として掲載されているマーマレードボーイや花咲ける青少年を目にして
「今って昭和何年?」と遠い目になる。
そして偶然手にした某BL漫画誌に魔夜峰央が描いていて、あまりのブレなさに
背筋が伸びる思いです。先生さすがっすね。

フィールヤングを開くと一番先に読むのがかわかみじゅんこ「パリパリ伝説」。
なんでだろう、とにかくこの漫画が好き。
あの単純な線で描かれるシンプルなキャラクターによるパリの日常。
これが本当の日常なんだろうな、と。かわいらしいティーンエイジャーとして
登場していた前妻の娘さんが、すでに大学生になっていてビビったりもする。
他人の子供の成長で月日を感じるのも、また日常系エッセイ漫画の醍醐味。

思い返せば妹とロンドン・パリ旅行に行く前準備として買ったのがパリパリ伝説
との出会いだった。楽しいロンドンと花の都パリに夢持ちすぎちゃいけないと思って。
もうひとつ参考にしたのは、母お気に入りのフランス刑事ドラマ「ジュリー・レスコー」。
人種の偏見、貧しさからの犯罪、裏道のすさみ具合。
ドラマ見ながらこれがほんとのぱり、これがほんとのぱりと100回くらい唱えて
パリ旅行をしたから、幻滅せずに済んだよ!

*ある日、漫画家対談として紙面に登場していたかわかみさんを見たら
小島慶子みたいな美女だったので衝撃を受けました・・・
あの絵で逆幻想を持ちすぎてしまったんだね・・・